鬼才・麻耶雄嵩の世界を堪能したナリタ。日本語の特徴をうまく使ったどんでん返しに触発されたナリタは、自ら同じテク […]
小説
「螢」麻耶雄嵩
忘れた頃にやってくる、タナカの新本格ムーブメント。今回は推理小説界に賛否両論を巻き起こし続けてきた鬼才、麻耶雄 […]
おかざき真里先生にたっぷり語ってもらおうスペシャル
今年最後のホンタナは、ななななんと漫画家・おかざき真里先生をお招きしてお送りいたします!!本当です!!しかも先 […]
不満がないということ ~「第六大陸」の感想から~
ホンタナ第12回以来の小川一水SF第二作品目となりました。「第六大陸」のような上下二巻の長編小説に挑む小川一水 […]
「第六大陸」小川一水
秋の夜長におすすめの作品を紹介します。2025年、民間企業によって立ち上げられた月面開発計画「第六大陸」。近未 […]
時を経て気づく ~「そらをみてますないてます」の感想から~
ホンタナ第二回「パタゴニア」から約一年半、あのとき語られなかった著者の背景が存分に描かれていることに満足するナ […]
「そらをみてますないてます」椎名誠
椎名誠の人生の集大成とも言える作品を紹介します。一九六四年、東京。深夜の地下室で皿洗いのアルバイトに明け暮れる […]
語り継がれる物語 ~「静かな大地」の感想から~
親から子、兄から弟、妻から夫、人から人へ向けて語る言葉たちをあつめて描いた宗形一族の叙事詩は、歴史小説にもドキ […]
「静かな大地」池澤夏樹
昨年からタナカがはまりだした池澤夏樹の世界が、ついにホンタナに登場。今回は中でも”著者が見えやすい”作品を紹介 […]
3度目の恋スペシャル
第10回の恋空スペシャル、一周年記念のおかざき真里作品スペシャルに続き、今回はゲストに谷真理子さん(@mari […]
”淋しさ怖さ”について ~「秋の牢獄」の感想から~
不気味な怖さ、びっくりする怖さ、後味の悪い怖さなど、いろいろな怖い話がある中で、前回紹介した作品の見所は”淋し […]
「秋の牢獄」恒川光太郎
今回はフィクションの怖い話を取り上げます。わたしたちがまだ小さかった頃、怖い場所や怖い人はけっこうありふれた存 […]
個人の魂を描く ~「羆嵐」の感想から~
獣害事件の恐ろしさ、人間の弱さを堪能したところで、「あえてノンフィクションという形態を取る意味とは?」という問 […]
「羆嵐」吉村昭
先日都内某所にて、とある方との素晴らしい邂逅を経験したタナカとナリタ。まさに、事実は小説より奇なり、という出来 […]
大風呂敷のたたみ方 ~「エッジ」の感想から~
「旅行に持っていくとしたら、俺は『楽園』より『エッジ』を選ぶ」ほど、タナカの予想に反して高評価をつけたナリタ。 […]
「エッジ」鈴木光司
世間をにぎわした金環日食から、はや一週間。天文学的イベントは人間が宇宙の一部であることを実感させてくれますが、 […]
まやかしの希望は絶望よりも邪悪である ~「模倣犯」の感想から~
本作は架空の犯罪を扱っており、読者は神の視点によって物語の真実を知ることができます。しかしながら真実を知りえな […]
「模倣犯」宮部みゆき
先週の興奮冷めやらぬタナカとナリタですが、気を取り直して、ひきしめて参ります!二年目突入一発目に紹介するのは、 […]
路線という名の群像劇 ~「阪急電車」の感想から~
今までに見られなかった構成と展開に満足のナリタ。各駅停車による人物の入れ替わり、折り返しによる時間軸の動きなど […]
「阪急電車」有川浩
新年度になって、ようやく新生活に慣れてきた方も多いと思います。かくいうタナカも、この春から満員電車に揺られて通 […]