「読めてよかった、大変な作品」と衝撃を受けたナリタ。宗教は人を救いも殺しもするという事実を前に、逃げることもで […]
小説
「沈黙」遠藤周作
タナカ史上最大級の衝撃作でした。キリシタン弾圧下の日本を舞台に、キリスト教を信じ敬う者たちの救いと苦しみを描い […]
ゾーンが開く心地よさ ~「武曲」の感想から~
本作の楽しさがよくわからなかったタナカに対し、ナリタは剣道の立会い中に開く「ゾーン」の描写に心惹かれます。この […]
「武曲」藤沢周
久しぶりにタナカの疑問本をご紹介します。HIP-HOPに夢中な高校生が、期せずして剣道にのめり込んでいく?!と […]
ファンタジーの線引き・5年越しのUフォン論争再び ~「白と黒のとびら」「精霊の箱」の感想から~
ナリタの挑戦的作品紹介に対し、タナカ、辛くも読了!ほとんど理解できていないながらも、ファンタジーと科学とを融合 […]
「白と黒のとびら:オートマトンと形式言語をめぐる冒険」「精霊の箱:チューリングマシンをめぐる冒険」川添愛
年明けの恒例行事となるか?!今回は久しぶりのナリタ紹介回です。魔法使い見習いの青年が、師匠の指導を受けながら様 […]
もりあがりさがし ~「ナマコ」の感想から~
もりあがり所がいまひとつ良くわからない作品に戸惑うナリタ。しかしながら疾走感はある文体で、かつハラハラする場面 […]
「ナマコ」椎名誠
今年のシー”ナマコ”ト作品を紹介します。ナマコを求めてさすらう男たちの物語…。怪しくも […]
物語を押しつけるな ~「美しい距離」の感想から~
ナリタはこの物語に激しく共感します。主人公夫婦に、勝手に思い描いた”物語”を、土足で無自覚に押し付けようとする […]
「美しい距離」山崎ナオコーラ
夏休み明け一発目は、「かわいい夫」に続く今年二作目の山崎ナオコーラ作品です。同じく夫婦の世界が描かれますが、本 […]
ミステリのアートとデザイン ~「メルカトルと美袋のための殺人」の感想から~
「探偵たるもの」の常識を覆す”銘”探偵メルカトル鮎。ミステリ愛読者にとっては奇異に感じる彼の言動も、ナリタには […]
「メルカトルと美袋のための殺人」麻耶雄嵩
久しぶりにミステリ作品を紹介します!”銘”探偵「メルカトル鮎」が手がける事件は、どれも […]
ユニバーサル・ストーリー ~「寡黙な死骸 みだらな弔い」の感想から~
※コーナー・感想回が一部聞きづらい音声となっております。大変申し訳ありませんが、ご容赦ください。 死者と語り合 […]
「寡黙な死骸 みだらな弔い」小川洋子
タナカルールに基づいて、小川洋子作品、今年の一本を紹介させていただきます。失われる記憶、子供のまま止まった身長 […]
かわいい比較論 ~「無印結婚物語」の感想から~
「恐怖小説ですらある」と、ナリタは本作が描く結婚のもうひとつの側面に戦慄を覚えます。「こんな人だとは思わなかっ […]
「無印結婚物語」群ようこ
面白鋭い現実描写に定評のある、群ようこ先生の作品を紹介します。人生の一大イベント、結婚。夢を抱いても抱かなくて […]
日本とエストニアの美をたっぷり語ろうスペシャル
2015年最後の配信は、なんと海外からのゲスト、矢野マーリアさんをお招きしてお届けします!エストニアの人気ブロ […]
Add書き ー「海ちゃん、おはよう」関連
子供の誕生を前にして男というものはすぐに父親になれないという話がある。 よくよく納得できる話だが、女性側の […]
あたふたしてても世界は進む ~「海ちゃん、おはよう」の感想から~
第一子に対する父親の狼狽っぷりは、まさに未来の自分像と重なって「勉強になります」と感心するナリタ。新しい命とど […]
「海ちゃん、おはよう」椎名誠
椎名家の第一子誕生を描いた私小説を紹介します。中途半端だった仕事が面白くなりだし、しかし心のどこかではもっと大 […]