2017.12.12 「美女と野獣」ビル・コンドン

まさかのディズニー、しかもファンタジー・恋愛色の強い実写化映画を2017年のラストに持ってきました。数あるディズニー映画の中でも、おそらく世の男性陣の興味がかなり低いと思われる本作。しかしタナカは…涙しました!華麗な装飾、流麗な楽曲。それらも確かに大きな魅力ではありますが、野獣に仕える家臣たちの姿は、本当に美しく胸に迫るものがあります。大切な人と、ぜひ一緒に見てほしい作品です。

5:56〜 ホンタナ的ライフハック「プロカウンセラーが教える場面別傾聴術」古宮昇
34:09〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.12.5 生物学歌ってる場合じゃない 〜「ウニはすごい バッタもすごい」の感想から〜

「いや驚いた!」と舌を巻くナリタ。これほどにも生物学にワクワクさせられるのか、これほどにも生物学をウキウキと説明できるのか!本川先生のナマコ愛をはじめとする生物愛が密度も長さも適度に散りばめられている本作にナリタは大いに影響を受けます。適切な比喩と紳士的でフェアな注釈などなど、いわゆる偉人伝ややさしい解説書とも違う、学問に対する面白さをまじまじと感じる回になりました。

24:29〜 古典コテン「山の音を聞きながら」釈迢空
36:06〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.11.28 「ウニはすごい バッタもすごい ーデザインの生物学」本川達雄

生物好きな人、必読!かつて中学時代のタナカが、生物の授業で見たビデオに出演していたナマコ好きで謎の歌を歌う変わった人…それが本川達雄先生だったと気づいたのはつい最近のこと。その本川先生の最新作をご紹介します。なぜ昆虫は高速羽ばたきができるのか、なぜ貝は対数螺旋で巻いているのか、なぜヒトデは五本足なのか、等々、生命のデザインの神秘を簡潔かつ明快に説明する本作。これはもう、すごい!ほんとすごい!

13:17〜 新コーナー、アレな作品「『やる気』が出るコツ、続くコツーわかっているけど動けないあなたへ」和田祐美
29:16〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.11.21 それでも生きていく 〜「休息の山」の感想から〜

まったりとした山、命を賭ける山、様々な山登りがある中で、著者の山登りには常に日常がつきまといます。人はなぜ山に登るのかー読後のナリタの心には再びこの疑問が湧きあがります。何か特別なものを求めて、何かを変える為に、という目的型の山登りもアリですが、「気がついたらそこに山があった」という著者の放埓なスタイルは羨ましくもあります。

17:04〜 私も投稿してみました「とある業界の専門誌」
24:07〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.11.14 「休息の山」沢野ひとし

301回目ですが平常運転でお送りいたします。天候不順が続いた夏から秋、山不足のタナカは鬼才イラストレーターの画文集を紹介します。近所の低山からヒマラヤまで様々な山に登りつつも、そこで思うのは家族や仕事の由無し事。非日常としての山登りではなく、いつもと変わらない日々としての「山」との付き合い方は、山ブームに沸く昨今とは一線を画します。ああ今年中にもう一回くらい山に行きたいなあ。

7:37〜 私も投稿してみました「名古屋哲学フォーラムの招待講演」
23:47〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.11.7 祝300回!言語の物語をたっぷり語ろうスペシャル

さあやってまいりました、ついに配信300回!今回は言語学者であり「白と黒のとびら」の著者の川添愛先生をゲストにお迎えしてのスペシャル回です!!恒例のオススメ本は米原万里の「オリガ・モリソヴナの反語法」を選んでいただき、知られざる歴史の悲劇と人間関係の面白さとを絶妙かつドラマチックに描き出す魅力を語っていただきます。さらに直近の著作、さらにさらに出版間近の新作も踏まえ、創作の原動力にまつわる裏話や今後の創作活動についてもお話を伺います。難解な科学理論とファンタジックで絵本的な世界とを融合させてしまう発想と手腕に、タナカとナリタは感心させられっぱなし!物語が生まれる面白さが散りばめられたスペシャル回、どうぞお楽しみください。

2:08〜 ゲスト登場ー言語学と創作のきっかけ
27:44〜 紹介本ー謎と歴史とストーリーテリング
51:40〜 「働きたくないイタチ〜」とAI研究最前線
1:18:33〜 創作についてー専門性とコンプレックス
このエピソードを聴く

2017.10.31 299回目のアンサーソング 〜「国家」の感想から〜

198回の配信を経て、ようやく完結!!かつてナリタが紹介した「国家」という大いなる作品を前に、もがき続けたタナカの長い旅路がいまようやく終わりを告げようとしています。洞窟の比喩、イデア論という哲学上避けては通れないトピックが、いかにして対話篇の中から生まれたのか。そしてそれがなぜ国家を語る上で重要なテーマであったのか。300回を目前にした大決算感想回をお楽しみください!

10:20〜 私も投稿してみました「無駄遣い報告会」爆笑問題カーボーイ
21:15〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.10.24 動的ノイズな人間関係 〜「her 世界でひとつの彼女」の感想から〜

デバイスフィクション否定派ながら「意外と見れる」と興味をそそられたナリタ。これまで人間としか築けないと思っていた諸々の関係性を、サマンサというAIがひとつひとつクリアしていく姿は刺激的な未来像そのものです。そして話題は「友達がAIに恋していたらどう思うか」というテーマで盛り上がります。人間は何に対して関係性を見出すのか、または見出さないのか。考えるほどに深みを増すAIトークをお楽しみください。

5:58〜 ホンタナBiz 「ドライバーレス革命:自動運転車の普及で世界はどう変わるか?」ホッド・リプソン (著)/メルバ・カーマン (著)/山田美明(訳)
19:26〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.10.17 「her 世界にひとつの彼女」スパイク・ジョーンズ

今回はAIについての映画を紹介します。比較的近い未来、日常生活をまとめてコントロールするOSとして新しいAIが発表され、さっそく使用してみた主人公は「サマンサ」という名前をもつAIの能力に驚かされます。仕事や生活だけでなく自分自身の価値を気づかせてくれるAIに主人公はやがて恋愛感情を抱くようになり、サマンサもまた自身に芽生えた変化に気づきます。人間らしさとは何か、人間関係とは何か、そしてAIとは何か。様々な側面をもつ作品にタナカは唸らされます。

5:55〜 ホンタナ的ライフハック「情報は一冊のノートにまとめなさい」奥野宣之
17:31〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.10.10 ナリタに嫌われた知の巨人 〜「人類の未来ーAI、 経済、民主主義」の感想から〜

ナリタは知の巨人たちの信念に基づいたインタビュー回答に感心します…レイ・カーツワイルを除いて。本質を突くインタビュアーの質問に対し、それぞれの学んできた背景を元に真摯に回答を返す知の巨人たち。タナカにとってはカーツワイル氏もその中に含まれるのですが、なぜナリタはカーツワイル氏にのみ厳しい視点を向けるのか。珍しくナリタがダメ出しをする瞬間をお見逃しなく!終盤には何気に告知もあります!

8:11〜 古典コテン「音楽入門」伊福部昭
16:11〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.10.3 「人類の未来ーAI、経済、民主主義」吉成真由美

新書を新刊で買うということに密かな喜びを見出しつつあるタナカ。その中から今回は知の巨人たちへのインタビュー集を紹介します。科学、経済、政治、生活といった様々な分野のこれからの変化と可能性についてまとめられた本作。知の巨人たちがこれでもかと紡ぎ出す未来像は、人類の希望かそれとも警告か。彼らから言葉を引き出すインタビュアーの豪腕にも注目です。

14:00〜 ホンタナ短歌「オレがマリオ」俵万智
24:00〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.9.26 ビギナーとエキスパートのあいだ 〜「ちいさい言語学者の冒険」の感想から〜

「もの足りない」とのたまうタナカに、ナリタは驚きを隠せなかった!言語学初心者にとってはこれ以上ないくらいに優しく丁寧な解説を盛り込んだ本作。その成果は確かに感じつつも、少なからずナリタに毒されて(?)いたタナカはサイエンス的趣向を欲してしまいます。学問に触れることの面白さと、その解説の難しさが如実にあらわれた回になりました!
19:45〜 雑誌んぐ「TBS radio press」
26:05〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.9.19 「ちいさい言語学者の冒険」広瀬友紀

今回はナリタの紹介回です。子どもはことばを学ぶ過程でさまざまな「言い間違い」をしますが(「これ食べたら死む?」など)、これは子どもたちが「頭が悪い」からではなく、むしろ大人たちよりずっと「賢く」文法を学んでいるからかもしれません。子どもはちいさい言語学者であり、彼らのちいさい冒険を覗き見させてくれる実況中継をどうぞお楽しみください。
24:56〜 古典コテン「黒猫」エドガー・アラン・ポー
35:27〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.9.12 四コマ漫画発想法 〜「アウトレイジ」の感想から〜

タナカの予想を覆し、大絶賛のナリタ。続編「〜ビヨンド」も見終わり、最終章への期待も膨らむ中、ナリタは世界のキタノによる発想法について言及します。嫌悪感をもよおす暴力描写を良質のエンターテイメントへと昇華させる技とは何か。任侠映画というくくりに囚われない北野作品に触れ、映画鑑賞の新しい扉を開いた回となりました。

10:06〜 雑誌んぐ「ずんがずんが」
18:46〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.9.5 「アウトレイジ」北野武

お待たせしました!もう九月!ということで心機一転「アウトレイジ」をご紹介します。基本的に暴力ダメ絶対のタナカですが、なぜかこの北野ヤクザ映画には心沸き立つ何かを感じてしまいます。暴力のベールに隠された男の美学なのか、監督による映画芸術の力なのか。豪華俳優陣がこれでもかと演じる悪人像をR15覚悟の上でお楽しみください。

10:54〜 雑誌んぐ「現代思想」
19:18〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.8.15 無表情を生かす設定 〜「タイヨウのうた」の感想から〜

主人公の表情の変わらなさに驚くナリタ。女優業には不慣れなYUIをそのまま起用すること、そして人付き合いの薄い設定を生かした物語が成立することの二重の驚きにナリタは感心します。なぜこの映画はすんなり受け入れられ、他の純愛映画に親近感を持てないのか。共感の可否を決める「小さな嘘の集積」について考えさせられる回となりました。

16:50〜 雑誌んぐ「暮らしの手帖」
26:33〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.8.8 「タイヨウのうた」小泉徳宏

若者の海離れが問題(?)になる昨今ですが、今回は海辺の若者純愛映画を紹介します。難病を患う主人公、サーフィンにのめり込む高校生、ストリートライブ、と、これでもかと青々とした構成要素を散りばめながら、それでもタナカはこの作品に涙を禁じ得ません。聞き覚えのある主題歌も、タイアップの枠を越えて胸に迫ります。ああ海が見たいなー。

12:05〜 雑誌んぐ「アンデル 小さな文芸誌」
24:52〜 紹介回
このエピソードを聴く

2017.8.1 暇つぶしの哲学 〜「超暇つぶし図鑑」の感想から〜

「世界観が崩れた」と力なく呟くナリタ。科学的アプローチからかけ離れたシリ滅裂なARuFaさんの奇行の数々に、ナリタは「何もわからない!」と天を仰ぎます。暇つぶしとは何なのか、無駄とは何なのか。アイデアに貴賎は無いと言わんばかりの破天荒な所業は、タナカとナリタの人間観をも狂わしていきます。

13:30〜 解説の解説「哲学入門」戸田山和久
35:41〜 感想回
このエピソードを聴く

2017.7.25 「超暇つぶし図鑑」ARuFa

今年も梅雨明け!そして始まるウルトラ猛暑!暑くて何もやる気が起きない…という方にピッタリの暇つぶし本をご紹介します。透明な下敷きを何枚も繋げるとバリアを張ったように見える、傘を裏返して髪を逆だてると嵐の中にいるように見える、等々、何の役にも立たない珍発見ばかりを報告する本書。「はあ、そうっすね」と流しても日常生活には全く支障はありませんが、その奇抜な発想と実行力は一見の価値あり!
詳しい内容は著者ARuFaさんの日記へどうぞ。

10:24〜 古典コテン「いきの構造」九鬼周造
34:34〜 紹介回
このエピソードを聴く