小説

“死の恐怖”を乗り越えられるか 〜「モモ」の感想から〜

「いやよかったよ」と満足したタナカ。児童文学ながら一つのエンタメとしても楽しめる本作。忙しさにかまけてしまうのは古今東西の人間の性(さが)ですが、本作でその原因となる、時間を盗む”灰色の紳士”たちとは一体何なのか。タナカはその正体を”死の恐怖”ではないかと考え、現代における”承認欠乏という死”についても思いを巡らせます。時間と命の尊さを描いた本作は、いつまでも読み継がれていってほしいと思います。

26:30〜 古典コテン「喜びも悲しみも幾歳月」木下恵介
41:10〜 感想回
このエピソードNo.389を聴く

書評番組『ホンタナ』の購読について

iTunesやGoogle Podcasts、その他ポッドキャストサービスでお楽しみいただけます。是非ご購読をお願いいたします。

  • Listen on Apple Podcasts
  • Listen on Google Podcasts

その他アプリで聴く


コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)