小説

「エッジ」鈴木光司

世間をにぎわした金環日食から、はや一週間。天文学的イベントは人間が宇宙の一部であることを実感させてくれますが、普段から宇宙を身近に感じている人はあまりいないのではないでしょうか。ましてやその宇宙がいつ終わりを迎えるかなんて、考えるだけ徒労のような気もします。しかし始まりには終わりがつきもの、ということで、今回はあの鈴木光司が”この世の終わり”に挑んだ野心作を取り上げます。「こんな物語は俺にしか思いつけない」と著者自身が豪語するほどの唯一無比の世界観はたしかに必読、しかしタナカは「エンターテイメントとしては失敗している」とバッサリ。それでも本棚に置いておきたくなる理由とは?科学的知見と真正面から向き合った”この世の終わり”をお楽しみ下さい。

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