漫画

第6回 本棚に置きたい本 ~「パーマネント野ばら」の感想から~

ナリタ大絶賛!素朴ながらも圧倒的なメッセージをもつ前回の二冊を、想像力の欠如と限界、負のループからの脱却なとからめて、あらためてその「凄さ」について語りつくします。そしてiPadユーザのナリタが「本棚に置きた」くなった理由とは?電子書籍にはない、本と本棚の持つ魅力についても話はおよびます。

コメント

  1. @tokokick より:

    今回も面白かったですー。

    私も、ナリタくんは「ちょっとこれは…」って言うかも と思っていました。インモラルさや、あまりの生々しさが口にあわないんじゃないかと。

    ところでエンディングの解釈(?)ですが、終盤のNの「わたし○○。○る?」という台詞とその後のMの答えが示しているように、彼女たちはすべてを自覚しているんだと思います。

    負のループが常識としてまかり通るコミュニティに生きるものの「おとしどころのつけかた」は、それが狂気と解されることがあろうと、他に道がないことを皆わかっている・うけいれる、というような。どうでしょ。

  2. ナリタ より:

    コメントありがとうございます。うん、@tokokickさんの言ってる部分については納得です。そう思います。

    僕がむしろ気になってるのは、最終話とそれ以前のstoriesとの関わりの部分でして、あれって、あの最終話で描かれているような状況はつまりStory 1から出てきてる例の彼にずっと当てはまってるってことですよね。特にNが「私は毎日小さな嘘を付く」と心のなかでつぶやいたときにそこにいた彼にも当てはまってるんだとしたら、そんな彼に嘘を付くというのは一体どういう事なんだろう、どういう意味があるんだろう、というかそもそもこの場合嘘を付くことが成り立つのか、そして成り立つとしてそれでもって一体何を守ることになるのだろうか…、などなどの部分が気になっています。

    いずれまた読み返してみたいです。

    ナリタ

  3. @tokokick より:

    ああ!それは、「あきらかな自覚のある自己欺瞞を、気づいていないふうにしたい」ということだとおもいます。

    過去の数々の忌むべきエピソードを思い出して「こうだった」、ないし現在のやる方ない状況をして「こうだったらいいな」という解釈を後付けする(でも心の底ではそうでないことをわかってる)、といった具合。

    嘘をついているのは彼に対してではなく、彼を内包する自分に対して、ということかと思っています。

    言葉にするのが難しく、なにやらややこしくなってしまいました。わかりやすく表現できなくってすみません。。

  4. タナカ より:

    @tokokickさん、コメントありがとうございます。

    そうですね、僕も@tokokickさんと同じようなことを考えました。
    ラストに関しては特にそれが顕著で、「ガーン!」と来たわけですが。

    ただひとつ気になるのは、「誰に」嘘をつくのかはあくまでも明言されません。過去や現在の「事実」もはっきりとは表現しきれていないように思えます。分かっているのは、Nが恋をしていることと嘘をついていること。これだけです。

    僕はこのラストから、「恋すること」と「嘘をつくこと」の相反する行動が、じつは表裏一体と言っていいほど密接な関わりがあるというように感じました。好きな人がいようがいまいが、自分だろうが他人だろうが、恋には影のように嘘が寄りそうもので、その恋が輝くほど影は色を濃くするのかもしれない。その末路がNのラストなのかな、と。

    自分の中ではまだ納得していませんが(笑)。
    読めば読むほど、深い話ですね。

    タナカ

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