2017.9.12 四コマ漫画発想法 〜「アウトレイジ」の感想から〜

タナカの予想を覆し、大絶賛のナリタ。続編「〜ビヨンド」も見終わり、最終章への期待も膨らむ中、ナリタは世界のキタノによる発想法について言及します。嫌悪感をもよおす暴力描写を良質のエンターテイメントへと昇華させる技とは何か。任侠映画というくくりに囚われない北野作品に触れ、映画鑑賞の新しい扉を開いた回となりました。

10:06〜 雑誌んぐ「ずんがずんが」
18:46〜 感想回
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2017.9.5 「アウトレイジ」北野武

お待たせしました!もう九月!ということで心機一転「アウトレイジ」をご紹介します。基本的に暴力ダメ絶対のタナカですが、なぜかこの北野ヤクザ映画には心沸き立つ何かを感じてしまいます。暴力のベールに隠された男の美学なのか、監督による映画芸術の力なのか。豪華俳優陣がこれでもかと演じる悪人像をR15覚悟の上でお楽しみください。

10:54〜 雑誌んぐ「現代思想」
19:18〜 紹介回
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2017.8.15 無表情を生かす設定 〜「タイヨウのうた」の感想から〜

主人公の表情の変わらなさに驚くナリタ。女優業には不慣れなYUIをそのまま起用すること、そして人付き合いの薄い設定を生かした物語が成立することの二重の驚きにナリタは感心します。なぜこの映画はすんなり受け入れられ、他の純愛映画に親近感を持てないのか。共感の可否を決める「小さな嘘の集積」について考えさせられる回となりました。

16:50〜 雑誌んぐ「暮らしの手帖」
26:33〜 感想回
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2017.8.8 「タイヨウのうた」小泉徳宏

若者の海離れが問題(?)になる昨今ですが、今回は海辺の若者純愛映画を紹介します。難病を患う主人公、サーフィンにのめり込む高校生、ストリートライブ、と、これでもかと青々とした構成要素を散りばめながら、それでもタナカはこの作品に涙を禁じ得ません。聞き覚えのある主題歌も、タイアップの枠を越えて胸に迫ります。ああ海が見たいなー。

12:05〜 雑誌んぐ「アンデル 小さな文芸誌」
24:52〜 紹介回
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2017.8.1 暇つぶしの哲学 〜「超暇つぶし図鑑」の感想から〜

「世界観が崩れた」と力なく呟くナリタ。科学的アプローチからかけ離れたシリ滅裂なARuFaさんの奇行の数々に、ナリタは「何もわからない!」と天を仰ぎます。暇つぶしとは何なのか、無駄とは何なのか。アイデアに貴賎は無いと言わんばかりの破天荒な所業は、タナカとナリタの人間観をも狂わしていきます。

13:30〜 解説の解説「哲学入門」戸田山和久
35:41〜 感想回
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2017.7.25 「超暇つぶし図鑑」ARuFa

今年も梅雨明け!そして始まるウルトラ猛暑!暑くて何もやる気が起きない…という方にピッタリの暇つぶし本をご紹介します。透明な下敷きを何枚も繋げるとバリアを張ったように見える、傘を裏返して髪を逆だてると嵐の中にいるように見える、等々、何の役にも立たない珍発見ばかりを報告する本書。「はあ、そうっすね」と流しても日常生活には全く支障はありませんが、その奇抜な発想と実行力は一見の価値あり!
詳しい内容は著者ARuFaさんの日記へどうぞ。

10:24〜 古典コテン「いきの構造」九鬼周造
34:34〜 紹介回
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2017.7.18 あっこの人楽しそう 〜「私のワイン畑」の感想から〜

「ほっこりした」と思わず笑みが溢れるナリタ。費用対効果の真反対というか、かかる資金も労力も普通では考えられないほどつぎ込んで、一杯の自分だけのワインを作ろうとする姿は事実カッコよく、そして確かにうらやましいものであります。オリジナリティの結晶に、乾杯!!
玉さんのワインが飲めるレストラン「ヴィラデスト」はこちら。

6:50〜 雑誌んぐ「季刊・地域」
20:05〜 感想回
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2017.7.11「私のワイン畑」玉村豊男

今、日本のワインが熱いのをご存知だろうか!?今回は、国産ワインをいち早く自力で作り出した、ご存知、玉さんのエッセイをご紹介します。特別に美味でなくて良い、ただ夕餉にいつも飲めるお気に入りのワインがあったらー。そんな夢を追い求める駆け出しワイン農家の、情熱、労力、出費を思えば、ワインがさらに美味しく感じられるかも?

6:33〜 古典コテン「いかに読書すべきか」三木清
23:17〜 紹介回
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2017.7.4 言語学者が舌を巻くSF 〜「あなたの人生の物語」の感想から〜

「これ、素晴らしいだろ!」と賞賛を惜しまないナリタ。映画では描ききれなかった、言語科学の間隙かつ可能性を鮮やかに切り出した本作。人は話す言語によって感覚が異なるーという(古めかしい)仮説を、言語体系がまったく異なる”宇宙人”を持ち出すことで新しく深い解釈にまで持っていく手法は、一体どうやったらできるものなのでしょうか。考えるほどに、こんなに刺激的なファーストコンタクトは無いように思えてきます。サイエンス・フィクションの真髄、ここに極まれり!!

12:25〜 ホンタナ的ライフハック「自転車シェアリング広域実験」
27:29〜 感想回
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2017.6.27 「あなたの人生の物語」テッド・チャン

「メッセージ(邦題)」の映画原作をナリタの後輩Sさんからオススメいただき、タナカが早速飛びついてドハマりしたので鉄は熱いうちに紹介します。短編集のうち一つが映画化されたわけですが、これは言語科学がこの地球以外でも成立する、という実にナリタ向けの作品で、かつSFとしても、親子の愛の話としても美しく、どうやったらこんな話(しかも短編!)が生まれるのか不思議で衝撃、タナカ感激。他の短編も数学、神学、認知科学など扱いながらどれも刺激的で、ホント贅沢な一冊です。

9:55〜 ホンタナBiz「モデレーター 聞き出す技術」早尾恭子
42:35〜 紹介回
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2017.6.20 旅の終わりは突然に 〜「アンネ・フランクの記憶」の感想から〜

作家・小川洋子の旅路を通じてナリタは自身の「物語力の無さ」を痛感します。日記からその人を想像するように、街角からそこに暮らす人々の姿を想い描くことが旅の醍醐味なのでしょうか。さらにその著者さえ、旅を通じて変わらない自分に気づいており、旅好きなタナカは自身の価値観にゆらぎを感じます。ある少女の日記とその理解者の旅路は、今なお人の心を動かし続けています。

12:03〜 ホンテナンス「Count per dayを導入しました」
21:05〜 感想回
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2017.6.13「アンネ・フランクの記憶」小川洋子

作家・小川洋子の原点とも言える作品を紹介します。「アンネの日記」から溢れ出る、一人の少女の思いと眼差しに感化された作者は、「書くこと」によって生きる道を見出しました。そのアンネの足跡を辿り、当時を知る人々と語らった内容が描かれる本作。異形とも言える独特の世界と死生観を持つ小川作品の、源流が垣間見える小川ファン必読の書です。
16:14〜 私も投稿してみました「ショートショートショート(爆笑問題カーボーイ)」
28:58〜 紹介回
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2017.5.23 脳内の理想住宅を求めて 〜「思想する住宅」の感想から〜

個性的な極論を主張する本作をナリタは歓迎します。自分の好き嫌いに基づく合理的な住宅思想は、実現の可否はともかく参考にすべき点が多く含まれていました。人生最大の投資かもしれない「家」を作る、持つということの、こだわりと悲喜に迫る回となりました。自分の価値観と向き合うのもいいものです!

14:48〜 新コーナー「雑誌んぐ」『考える人』
27:22〜 感想回
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2017.5.16 「思想する住宅」林望

「いい家に住みたい」という思いは万人に共通のものかと思いますが、そもそも「いい家」とは何でしょうか?今回ご紹介する本は、自分にとって何が「いい」のか、から考え直した著者による住宅考察です。「和室は本当に必要か」「洗濯物は外に干さなくても良いのではないか」という、より実際の生活感をベースにした斬新な切り口にタナカは大きくうなずいてしまいます!住宅について思想したい方もそうでない方にも、暮らしと家について新しい風を吹き込んでくれる一作です。

13:25〜 ホンタナBiz 「インタビューの教科書」原正紀
31:00〜 紹介回
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2017.5.9 ホンタナ七周年突入スペシャル!

なななんと七年目に突入です!ホンタナも思えば遠くへやってきました。これからもよろしくお願いいたします。さて今年のゲストはご存知Dr.キド先生をお迎えし、迫真の医療小説を紹介していただきます。地方病院の病理医であるDr.ピアスンと、それを取り巻く人々が織りなす混乱と葛藤が描かれる本作。古い作品ながらもキド先生の心を今なお奮い立たせる魅力とは何か、そして医療における様々な裏話もざっくばらんに語っていただきました。録って出しの編集ホヤホヤ長大回をお楽しみください!!

4:16〜    キド先生のご紹介ーDMAT隊員、都会と田舎の病院事情
31:48〜  病理医のお仕事ー「最後の診断」の紹介
1:05:02〜 診断の難しさー医療の質、幅、速さにおける問題
1:28:14〜 不安の行き先ーいい患者とは何か、いい医者とは何か
1:46:43〜 優しくなりたいー増えるクレームと煽るメディア
2:19:13〜 まとめー願わくはお会いしませんことを
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お休みのお知らせ

ホンタナもゴールデンウィークということで、5月2日はお休みとさせていただきます。次回配信は5月9日です。5月といえば、そう、スペシャルウィークです!今年も素敵なゲストをお招きしてお送りする…予定!まだ収録していません!乞うご期待!!

2017.4.25 「ソロモンの偽証(映画)」成島出

なんと、ホンタナ初の、ナリタ既視回です!ある雪の日に学校で発見された同級生の遺体。学校と警察は自殺の断定しますが、他殺であるとの告発状が流布されます。クラスメイトは疑心暗鬼に陥り、独自に「学級裁判」を行おうとするのですが…。思春期は恋愛だけではない!自分と世界との距離感を理解する時期でもあるということを描いた本作。タナカの紹介とナリタの感想の前後編がこの一回に収められたお買い得(?)回です。

1:50〜   映画「パッセンジャー」のネタバレ
17:35〜 古典コテン「統辞理論の諸相」ノーム・チョムスキー
25:32〜 紹介&感想回
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2016.4.18 自分だけの神との対話 〜「沈黙」の感想から〜

「読めてよかった、大変な作品」と衝撃を受けたナリタ。宗教は人を救いも殺しもするという事実を前に、逃げることもできず苦しむ主人公。最も愛すべき存在を棄てるという「棄教」の中にも、ナリタは人間としての必要性を感じ取ります。宗教の名をとらない信念の形がはびこる現代においても、いやそれだからこそ、自分の中の信仰について考えてみるのもいいかもしれません。
(今回、録音ミスにより音声がいつもより聞きにくくなっています、ご容赦ください)

12:12〜 ホンタナBiz「ひねり出す力」内村宏幸
26:38〜 感想回
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