書評番組『ホンタナ』
「好きな作品について友達と話をするのは、楽しい」
「その楽しさを少しでも多くの人に共感してもらえたら、嬉しい」
というシンプルな動機で始めたポッドキャストです。そのため、最新作やベストセラーなどの有名な作品よりも、個人的に思い入れの強い作品を優先して紹介しています。
友達と話す空気感を大事にしたいため、話す内容は極力編集せずにお届けしています。時間が決まっていなかったり、内容が前後したりしますが、思いがけない発見が生まれる瞬間もあります。
そんな本音トークを2011年5月よりポッドキャストで隔週火曜の配信を続けています。
『ホンタナ』はこうして生まれた
ポッドキャストを作る
自分たちでポッドキャスト作れるらしいぜ
ナリタ
なにそれすごい
タナカ
そんな二人の何気ない会話のわずか数週間後、『ホンタナ』は2011年5月より配信をスタートしました。
二人とも音声を配信した経験が無いにもかかわらず、なぜ自作のポッドキャストを始めようと思いついたのか。
きっかけは配信スタートから約一年前にさかのぼります。
場所はアメリカ合衆国、グランドキャニオンへ———。
ポッドキャストを知る
眠いから何か面白い話しなさいよ
タナカ
『爆笑問題カーボーイ』って知ってる?
ナリタ
ナリタの留学が終わる前にアメリカに行ってみたかったタナカは、わざわざ東海岸からナリタをラスベガスまで呼び寄せ、レンタカーを走らせてグランドキャニオンへと向かいます。
荒野に伸びる一本の道路。走れども変わらぬ景色が延々と続く大地。
あまりの単調さに、ハンドルを握るタナカは時差ボケもあいまって眠気をこらえきれません。
ナリタはタナカの目が覚めるようにと、愛聴するポッドキャスト『爆笑問題カーボーイ』をラジオにつなげて流します。
『人妻枠』『妙に変だな』など抱腹絶倒の内容にすっかりタナカの眠気も覚め、同時に時間を選ばず海外でも聞けるポッドキャストという媒体の魅力を二人は実感します。
本や映画について語る
なんでそんな本読むの?
ナリタ
なんでそんな本読まないの?
タナカ
ポッドキャストが底をつき、相変わらず単調な道が続きます。
ナリタは話題になるネタを探っていくうちに、タナカが本を多く読んでいること、そこに強いこだわりを持っていること、そしてタナカの話を聞いてそれまでの読書とは違う読書への興味を抱きつつある自分に気づきます。
対するタナカは、ナリタに作品の魅力を問われると理由をうまく言葉にできず、ナリタの質問に答えるやり方で言葉にすることで、作品の魅力を再認識できることに気づきます。
本や映画について語り合うことは、面白いのかもしれない———。
読むものと読まざるもの、違う立場から二人は同じことを感じます。
自分たちにできること
やりますか
ナリタ
やりますか
タナカ
グランドキャニオンの旅を無事に終えた翌2011年、東日本大震災が発生します。
大きな被害は免れた二人でしたが、自粛ムードが広がる中、何か自分たちにできることはないか、と考えるようになります。
そしてナリタは、グランドキャニオンでの二人の会話を『爆笑問題カーボーイ』のようにポッドキャストで配信することを思いつきます。
本を読む楽しさを伝えることで、少しでも誰かの気持ちを楽にできるかもしれない。
ポッドキャストなら、時間や場所を選ばず好きなように聞くことができる。
さっそくナリタはタナカにこのアイデアを伝え、タナカも同意します。
手探りで収録した音源は、『爆笑問題カーボーイ』と同じ火曜深夜に配信することに決定。ついにホンタナの活動が始まることになりました。
『ホンタナ』名前の由来
「本」と「タ」ナカと「ナ」リタで「ホンタナ」です。
ホンタナ=本棚でもあり、本棚に入る作品であれば本に限らず映画(DVDなど)も紹介可としています。
カリフォルニア州のフォンタナとは関係ありません。
番組をご視聴するには
番組は、本サイトだけではなく、以下のポッドキャストでもご視聴いただけます。ぜひご購読ください。
※収録日と配信日は異なる場合があります