春は何かと変化が訪れる季節ですが、それが果たして喜ばしいものなのかどうかは分からないと、タナカは繰り返し主張してきました。今回はその一例として、フランス原作のバンド・デシネ(漫画)を紹介します。希望を胸に抱いて博士課程に進学した主人公ジャンヌは、期待していた教授の援助も得られず、成果も振るわず、資金は尽き、恋人は去り、出口の見えないトンネルで立ち往生してしまいます。アンニュイでは済まされない苛酷な新生活こそが怖れるべき春なのです。そうなのです。
18:30〜 ホンテナンス「フリートーク導入について」
38:16〜 紹介回
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漫画