2020.5.19 「宙に参る」肋骨凹介

今回は新作SF漫画をご紹介します。夫を亡くした妻が、息子と共に遺骨を夫の実家に届ける…とここまでは現実でもよくある話ですが、出発地はとある宇宙コロニーで実家は地球となるからさあ大変。フリーランスエンジニアである妻とロボット義体の息子の珍道中に、タナカは技術と文化とのさりげない融和に感心する反面、同時に自身の本職であるエンジニアとしての至らなさを痛感します。まだ一巻しか出ていませんが続きが早く読みたい!

紹介回 11:50〜
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2020.5.5 コロナニモ負ケズ!ホンタナ九周年スペシャル

なんやかんやとホンタナは九周年となりました!ありがとうございます!ということで、開始して以来の社会的混乱を気にしながらも、今回はなんとはるかエストニアより、矢野翔さんをゲストにお迎えしてのスペシャル回をお届けいたします。本来は日本とエストニアそれぞれのコロナ騒動の違いや、IT立国としての在宅勤務状況などについて話せればいいかなーという体でいたタナカナリタですが、なんとしっかり者のゲストにゲリラ的に本紹介を受けてしまいます。早くも前途多難のホンタナ新年度をお聴き逃しなく!

3:20〜   ゲスト登場
28:52〜 紹介回
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2020.4.21 自分以外の命の流れに触れる 〜「ベランダ園芸で考えたこと」の感想から〜

植物を育てることを通じて己の思想をのぞきこむ著者の姿勢に感心したナリタ。植物に限らず、何かを育てることは自分自身の闇と向き合わざるを得ない行為と言えます。しかしあえて自分以外の自然や命と関わることで、自分のリズムが狂わされる”快感”にナリタは着目します。育児やペットによる”快感”を知るナリタは、これが星野道夫の本で述べられていた世界観にも通ずると持論を展開させます。

22:40〜 アレな作品「ドイツ怪談集」種村季弘
40:52〜 感想回
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2020.4.7 「ベランダ園芸で考えたこと」山崎ナオコーラ

今年も春がやって参りました。生命たちは長い冬の終わりに心踊らせていることでしょう。といったわけで、今回は山崎ナオコーラ作品の中から園芸エッセイをご紹介します。ベランダにおける植物と人間のつつましい関係を通し、人と人との容易ならざる関係にも考えを進める著者。アラフォー迷走中で何となく植物育ててみたいなーと思うタナカにとっては、安易な植物への逃避を見透かされているようで、何ともぞわぞわしてしまうのです。だから春はいやなのです。
(途中、音声が聞き取りづらい箇所がありますが、ご容赦願います)

11:05〜 古典コテン「善の研究」西田幾太郎
25:58〜 紹介回
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2020.3.31 国家と国民は瓜二つ 〜「V フォー・ヴェンデッタ」の感想から〜

ガイ・フォークスの仮面が魅せる表現力に圧倒されたタナカ。しかしながら、独裁者サトラーと反逆者”V”の、飴と鞭を使い分けて民衆に影響を及ぼす手法は実は似ているのではないか?と感じます。それに対しドクターキドは、かつてイングランドであった宗教対立とガイ・フォークス・ナイトについて解説し、この映画の根底にある理念について迫ります。国家と民衆とのあり方について、人ごとではない問題として語ってみました。

21:04〜 翻訳かっ!「十五少年漂流記」ジュール・ヴェルヌ
35:58〜 感想回
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2020.3.24 「V フォー・ヴェンデッタ」ジェームズ・マクティーグ

春休みなので特別企画!昨年に引き続きDr. Kことキド先生によるピンチヒッター回をお届けいたします。今回キド先生にご紹介いただくのはなんと近未来SF映画。常に監視され管理される社会となったイングランドを舞台に、たった一人で抵抗する謎の男”V”。最後までガイ・フォークスの仮面を外すことのない”V”、しかしその表現力たるやキド先生をも唸らせるほどの凄まじさ!マトリックス製作陣が勢揃いして作り上げたこの作品をタナカはどう評するのか?!

13:58〜 古典コテン「人は誰でもエンジニア」ヘンリー・ペトロスキ
29:04〜 紹介回
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2020.3.3 初心者として走る喜びとは 〜「マラソン1年生&2年生」の感想から〜

ある分野においてエキスパートであるナリタは、初学者たちにとっての「学ぶ喜び」をどのように扱うべきなのか、という視点から本書の魅力に迫ります。ビギナーだからこその新鮮かつ基本的な発見の喜びは、その分野をさらに追求していかなくても持続しうるのか?指導者としてはそれでいいのか?学問も仕事もスポーツも、極め人のように研鑽すること以外に、いつまでも初心者のように楽しみ続けることは可能なのか?マラソンという分野にとどまらず、なかなかどうして奥の深いビギナー問題を語ってみました。

15:20〜 雑誌んぐ「北海道生活」
31:16〜 感想回
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2020.2.18 「マラソン1年生・2年生」たかぎなおこ

東京マラソンが迫る中、今回はコミックエッセイストによるマラソン挑戦記をご紹介します。ほとんど運動らしい運動をしてこなかった著者が友人たちと共に少しずつ練習を重ね、ついには夢のホノルルマラソンに出場!という、ここまではよくある展開ですが、同シリーズの続編では「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」というスタンスで、マラソンを楽しむことそのものを重視していきます。楽しい絵柄で描かれる、これまた楽しい仲間たちとのマラソン生活は、にわかランナータナカのマラソンバイブル的作品です!
(音声の一部が聞き取りにくい箇所がありますが、ご容赦願います)

20:05〜 Add出し「お父さんがキモい理由を説明するね」中山順司
34:52〜 紹介回
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2020.2.4 確たる主題のリフレイン 〜「マチネの終わりに」の感想から〜

四十代前後の人々に届け!とタナカが紹介した本作は、確かに同世代のナリタの心にも届いたようです。しかしながら、「平野節」とも言える主題を繰り返す物語構成が気になって仕方ないナリタ。作品におけるテーマが確立していると、読者の自由な解釈は逆に束縛されてしまうというジレンマ。物語に深みがあるからこそ「逆算はできるけど、したくない」と悶えるナリタの姿は、読者としてのあるべき姿なのかもしれません。

16:20〜 翻訳かっ!「The Martian “Young Readers Edition”」Andy Weir
26:57〜 感想回
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2020.1.21 「マチネの終わりに」平野啓一郎

タナカナリタもすっかりアラフォー真っ只中。そんな2020年一発目にご紹介するのは昨年映画化もされた平野作品です。同じくアラフォー世代の主人公たちの出逢いが描かれる本作。様々な人との結びつき、世界との折り合いのつけ方をそれなりに経験してきたからこそ分かる、この年代だからこその焦燥と虚無感。そしてその中に見出す光明は、タナカの心を深くえぐってしまいます。美しさだけではない、人として生きることの難しさと尊さを感じさせる作品です。

16:12〜 ホンタナ的ライフハック「メモの魔力」前田裕二
33:08〜 紹介回
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2020.1.7 新春!令和二年も内部監査スペシャル

明けましておめでとうございます!今年も一発目はDr.Kことキド先生をお招きしての内部監査回をお届けいたします。今回はどんな指摘がもたらされるのか?どんな医療小咄を聞かせてもらえるのか?さらには新年らしく、生きることと死ぬことについても考えてみためくるめく鼎談約二時間。色々ありそうな2020年ですが相変わらずのホンタナをどうぞよろしくお願いいたします!

3:45〜 医療と2020年
36:36〜 監査開始
1:20:17〜 延命治療について
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2019.12.24 年の瀬!「実験思考」をたっぷり語ろうスペシャル

今年最後のホンタナはご存知ザキさんをお迎えしてのスペシャル回です!今回取り上げるお題は「実験思考」。著者の飽くなき実験思考(志向or嗜好?)とその実践例がこれでもかと取り上げられる本作。出版さえもひとつの実験と割り切って作られた”本”について、タナカナリタはどう反応するのか?既存の情報媒体の作り方や稼ぎ方をくつがえすことが本当に良いことなのか?三者三様のホンタナ的実験結果をお聴き逃しなく!!
(前半の一部でナリタが中座しますがご容赦ください)

2:24〜 今年の読書と映画
23:45〜 子育てとキャンプ
42:56〜 星野源とスキマ時間
55:30〜 出版という実験
1:22:27〜 エンタメにおける稼ぎ方
1:50:33〜 冷徹と誠実のあいだ
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今年もホンタナをお聞きいただき、ありがとうございました!
リスナーのみなさま、そしてゲストにご出演していただいたみなさまに、この場を借りて深く御礼申し上げます。
それでは、良いお年をお過ごしください!

2019.12.10 年末!「マスターキートン」をたっぷり語ろうスペシャル

2019年もいよいよ佳境!といったわけで、今回は以前取り上げた「創作者のためのドイツ語ネーミング辞典」の著者、伸井太一さんをお迎えしての年末スペシャル回をお届けします!!ご専門のドイツ文化と歴史のマニアックな話も伺いつつ、その興味の源泉となった大作「マスターキートン」についてたっぷり語っていただきました。凄まじい影響力を持つ本作の魅力について、さらには社会や人々の間に存在する影と光について話が繰り広げられます。果たしてタナカナリタはこの超展開についていけるのか?!マンガそして歴史学についての縦横無尽話をお聴き逃しなく!!

2:02〜 ゲスト登場
17:54〜 作品紹介
50:50〜 「問い」と「学び」
1:22:32〜 「過去」と「未来」
1:39:48〜 クロージング
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2019.11.26 お題「タイムトラベル」の答え出ちゃった〜「プリディスティネーション」の感想から〜

ナリタの「人生で一番好きな映画」評価、いただきました!!タイムトラベルものというお題を最大限にひねり尽くす展開、登場人物たちが考え抜いた決断、それぞれが納得しつつも驚愕を禁じ得ない完成度に、ナリタは賞賛の言葉を惜しみません。同じくナリタが大好きな「マトリックス」との比較もしながら、本作の持つ魅力に迫ります。

〜 ホンタナBiz 「働き方 完全無双」ひろゆき
〜 感想回
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2019.11.12 「プリディスティネーション」スピエリッグ兄弟

本作はタイムトラベルを扱うSF映画ですが、タナカは「紹介できない」と悶えます。原作があのSF界の巨匠ロバート・A・ハインラインなだけに、緻密かつ大胆に描かれる主人公の物語。だからこそネタバレせずにこの魅力を説明できない!でも紹介したい!というジレンマを抱えること必至な本作。この非情の輪廻を分かち合いたい方には一見の価値ありです!

9:20〜 ホンタナBiz 「新・魔法のコンパス」西野亮廣
36:33〜 紹介回
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2019.10.29 美しい山小屋との距離 〜「山と山小屋」の感想から〜

人の存在を拒絶する大自然ではなく、そこに人がいる自然との距離感を感じさせる本作。目と目で通じ合える距離を描き出す文と写真にナリタも思わず「ズルい作品」と唸ります。天気が悪くて山に行けない昨今、家で本作を読み返して旅情ならぬ山情を募らせるのもまたオツなものです…が、やっぱり山に行きたい!

20:00〜 雑誌んぐ「ランドネ」
36:10〜 紹介回
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2019.10.15 「山と山小屋」小林百合子・野川かさね

運動の秋、登山の秋!ということで、今回は山の本を紹介します。山登りをする人にとってかけがえのない存在である山小屋。休憩する人、通り過ぎる人、泊まる人…そして小屋を営む人。本作には、厳しくも美しい四季折々の山と山小屋に惹かれる人々の姿を、ありのまま切り取った文章と写真が収められています。ガツガツ登山ともインスタ映え登山とも違う、装丁からも漂うひっそりと等身大の登山感がタナカにはちょうど良いんです、そうなんです。

9:48〜 古典コテン「最小人間の怪 ー人類のあとを継ぐものー」海野十三
21:20〜 紹介回
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2019.10.1 人生の片付けの魔法 〜「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために」の感想から〜

自分の人生を”選びなおす”著者の姿に深い感銘を受けたナリタ。自分にとって本当に大切な時間、大切な関係を選び抜くことは、コンマリこと近藤麻理恵の「片付けの魔法」の人生版とも言えるかもしれません。血縁と家族、仕事と家庭、生と死…気づかないまま過ぎ去ってしまった”選ぼうとして選んでこなかった”こと、そして”自分らしい生き方を選ぶ”ことを再認識するタナカとナリタ。そして話はあるNHKスペシャルへと続きます。

13:27〜 アレな作品「そして生活はつづく」星野源
24:16〜 感想回
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2019.9.17 「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」幡野広志

写真家、猟師である著者は、がんを患い余命三年であることを告げられました。夫として、父親として、そして一人の人間として、限りある時間をどう生きるのか。本書では、様々な悩みと葛藤を抱えた人々との語らい、そして著者自身や家族との語らいを通じて選びなおされる、ひとつの生き方が描かれます。普段は意識しない限りあるこの命、そしてその活かし方に対する著者の洞察と決意に、タナカの心はわし掴みされます。

16:41〜 古典コテン「勇気はいかに回復されるのか」アルフレッド・アドラー
29:50〜 紹介回
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