2017.6.20 旅の終わりは突然に 〜「アンネ・フランクの記憶」の感想から〜

作家・小川洋子の旅路を通じてナリタは自身の「物語力の無さ」を痛感します。日記からその人を想像するように、街角からそこに暮らす人々の姿を想い描くことが旅の醍醐味なのでしょうか。さらにその著者さえ、旅を通じて変わらない自分に気づいており、旅好きなタナカは自身の価値観にゆらぎを感じます。ある少女の日記とその理解者の旅路は、今なお人の心を動かし続けています。

12:03〜 ホンテナンス「Count per dayを導入しました」
21:05〜 感想回
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2017.4.11 「沈黙」遠藤周作

タナカ史上最大級の衝撃作でした。キリシタン弾圧下の日本を舞台に、キリスト教を信じ敬う者たちの救いと苦しみを描いた本作。主人公ロドリゴは、師フェレイラが日本で棄教したという信じられない情報の真偽を確かめるべく、日本への密航を企てます。「なぜ、弱きわれらが苦しむのか」という悲痛な祈りを前に、神は沈黙したままであるという事実。何が、悪いのか。なぜ、幸せになれないのか。人の救いとは何なのか、タナカは大いなる困惑に陥ります。

18:28〜 ホンテナンス「全てのエピソードが聴けるようになりました」
30:00〜 紹介回
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2016.10.4 物語を押しつけるな 〜「美しい距離」の感想から〜

ナリタはこの物語に激しく共感します。主人公夫婦に、勝手に思い描いた”物語”を、土足で無自覚に押し付けようとする周囲の人々…このうっとうしい、苛立たしい存在をどう考えればよいのか。夫婦の距離が美しいほどに、口さがない人たちの挙動が目に余ります。つらい状況にある友人知人に対し、自分がそうならないように戒められる感想回です。

10:24〜 ホンテナンス「HPメンテの中間報告」
17:57〜 感想回
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