2020.4.21 自分以外の命の流れに触れる 〜「ベランダ園芸で考えたこと」の感想から〜

植物を育てることを通じて己の思想をのぞきこむ著者の姿勢に感心したナリタ。植物に限らず、何かを育てることは自分自身の闇と向き合わざるを得ない行為と言えます。しかしあえて自分以外の自然や命と関わることで、自分のリズムが狂わされる”快感”にナリタは着目します。育児やペットによる”快感”を知るナリタは、これが星野道夫の本で述べられていた世界観にも通ずると持論を展開させます。

22:40〜 アレな作品「ドイツ怪談集」種村季弘
40:52〜 感想回
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2020.3.3 初心者として走る喜びとは 〜「マラソン1年生&2年生」の感想から〜

ある分野においてエキスパートであるナリタは、初学者たちにとっての「学ぶ喜び」をどのように扱うべきなのか、という視点から本書の魅力に迫ります。ビギナーだからこその新鮮かつ基本的な発見の喜びは、その分野をさらに追求していかなくても持続しうるのか?指導者としてはそれでいいのか?学問も仕事もスポーツも、極め人のように研鑽すること以外に、いつまでも初心者のように楽しみ続けることは可能なのか?マラソンという分野にとどまらず、なかなかどうして奥の深いビギナー問題を語ってみました。

15:20〜 雑誌んぐ「北海道生活」
31:16〜 感想回
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2020.2.4 確たる主題のリフレイン 〜「マチネの終わりに」の感想から〜

四十代前後の人々に届け!とタナカが紹介した本作は、確かに同世代のナリタの心にも届いたようです。しかしながら、「平野節」とも言える主題を繰り返す物語構成が気になって仕方ないナリタ。作品におけるテーマが確立していると、読者の自由な解釈は逆に束縛されてしまうというジレンマ。物語に深みがあるからこそ「逆算はできるけど、したくない」と悶えるナリタの姿は、読者としてのあるべき姿なのかもしれません。

16:20〜 翻訳かっ!「The Martian “Young Readers Edition”」Andy Weir
26:57〜 感想回
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2019.11.26 お題「タイムトラベル」の答え出ちゃった〜「プリディスティネーション」の感想から〜

ナリタの「人生で一番好きな映画」評価、いただきました!!タイムトラベルものというお題を最大限にひねり尽くす展開、登場人物たちが考え抜いた決断、それぞれが納得しつつも驚愕を禁じ得ない完成度に、ナリタは賞賛の言葉を惜しみません。同じくナリタが大好きな「マトリックス」との比較もしながら、本作の持つ魅力に迫ります。

〜 ホンタナBiz 「働き方 完全無双」ひろゆき
〜 感想回
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2019.10.29 美しい山小屋との距離 〜「山と山小屋」の感想から〜

人の存在を拒絶する大自然ではなく、そこに人がいる自然との距離感を感じさせる本作。目と目で通じ合える距離を描き出す文と写真にナリタも思わず「ズルい作品」と唸ります。天気が悪くて山に行けない昨今、家で本作を読み返して旅情ならぬ山情を募らせるのもまたオツなものです…が、やっぱり山に行きたい!

20:00〜 雑誌んぐ「ランドネ」
36:10〜 紹介回
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2019.10.1 人生の片付けの魔法 〜「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために」の感想から〜

自分の人生を”選びなおす”著者の姿に深い感銘を受けたナリタ。自分にとって本当に大切な時間、大切な関係を選び抜くことは、コンマリこと近藤麻理恵の「片付けの魔法」の人生版とも言えるかもしれません。血縁と家族、仕事と家庭、生と死…気づかないまま過ぎ去ってしまった”選ぼうとして選んでこなかった”こと、そして”自分らしい生き方を選ぶ”ことを再認識するタナカとナリタ。そして話はあるNHKスペシャルへと続きます。

13:27〜 アレな作品「そして生活はつづく」星野源
24:16〜 感想回
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2019.9.3 輝くおっさんたちの未来 〜「宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた」の感想から〜

謎の情熱に突き動かされるおっさんたちに「勇気づけられ」たナリタ。ロケットを飛ばすために自宅の台所を使って実験を行う…という、何を言っているかわからねーと思うが(略)の行動力は「夢」という甘い言葉だけでは説明できません。自らの仕事、そして今後の人生において、彼らの「ノリノリ感」はなんとも羨ましく、眩しく感じられるものです。いくつになっても新しいことにはチャレンジできるんだなあ〜。

7:30〜 雑誌んぐ「Interface」
27:30〜 感想回
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2019.7.16 もうニューヨークが嫌いだなんて言わないよ絶対 〜「ニューヨークのとけない魔法」の感想から〜

ニューヨークであまり良い経験をしてなかったナリタですが、著者が経験した良くも悪くもニューヨーカーな出来事には心を動かされます。よくあるパターンでは、ニューヨーク賛美から派生して東京を貶すというような0か1かを選ぶような展開になりがちなネタですが、そこをあえてニューヨークの嫌なところもそのまま描く姿勢がこのシリーズの魅力の一つです。そういえば、BANANA FISHの英二も初個展のインタビューでそんなことを言っていたような気がする…!

〜6:12 アレな作品「創作者のためのドイツ語ネーミング辞典」伸井太一
〜23:05 感想回
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2019.6.18 手を差し伸べる感性 〜「海街diary」の感想から〜

ついに完結した海街物語に感心しきりのナリタ。老若男女、人生色々ありまして、人と人とが優しさで繋がれることがいかに奇跡であるかということを考えさせられます。その優しさを活かせるタイミングが一期一会であること、それを逃さずに行動できる人はそうでない人と何が違うのか。一つの作品の完結を噛みしめるタナカとナリタですが、実は結構大変なことをやらかしてしまいました!

16:05〜 アレな作品「レンタネコ」
25:53〜 感想回
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2019.5.22 匣の中の大人たち 〜「おとなの進路教室」の感想から〜

スペシャル回を挟んでの感想回です!元号も無事に新しくなり、例年より長いゴールデンウィークも終わり、いよいよ五月病が猛威をふるうこの時期。果たしてナリタも本作に感銘を受けています。人から与えられる環境に甘んじるのではなく、自分で自分の環境を作れるのが大人なのではないか、とナリタは再認識します。仕事とは、大人とは、そして人生とは。少し立ち止まって考えてみたい時におすすめです!
17:36〜 解説の解説「特捜部Q キジ殺し」ユッシ・エーズラ・オールスン
28:50〜 感想回
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2019.4.9 北欧は今日も雨だった 〜「特捜部Q 檻の中の女」の感想から〜

「なんか薄暗い…」と謎の雰囲気に怯えるナリタ。閉塞感満載の犯罪手法や主人公の重苦しい背景だけではない、のしかかってくる何かが描かれるのは北欧原作としての必然なのでしょうか。本格ミステリ等で描かれる物理的箱庭的な設定とは異なる、コミュニケーション不足に根ざす孤独感にナリタは注目しますが…。タナカはすっかりハマって翻訳ものでありながらすでにシリーズ三作目まで手を出してしまいました。

8:26〜 雑誌んぐ「薪ストーブライフ」
21:30〜 感想回
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2019.2.26 掘って埋めて理解する理不尽さ 〜「理不尽な進化」の感想から〜

今回はなんと感想が二つも聴けるボーナスステージです!2019年一発目の紹介からすっかり間が空いてしまいましたが、進化論についての社会の誤解を広く深く掘り下げて埋め直す本作にナリタは感動します。この感想をヒトコトでまとめようとするナリタですが…?!気分も新たに始まった2019年ナリタ感想にこうご期待!!<br />
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11:44〜 Add書き「忍術・手品のひみつ」のナリタによる感想回<br />
30:25〜 「理不尽な進化」の感想回<br />
(<a href=”http://hontana.coresv.com/No.344_Evolutiondisc.mp3″ target=”_blank”>このエピソードを聴く</a>)

2018.12.11 設定を遊び尽くせ! 〜「オーロラの彼方へ」の感想から〜

時空を超えた父と息子のコンビプレーに満足したナリタ。設定を反映させた新しいドラマと比べても遜色ない出来栄えに、映画ならではの密な時間の良さを再認識します。またネットや電話とも違う、無線という手段についての魅力についても語ってみました。
そしてそして次回配信は今年最後の回となります!スペシャルゲストも登場しますので、お楽しみに!!

15:33〜 ホンタナ短歌「滑走路」萩原慎一郎
28:44〜 感想回
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2018.10.30 ありえなくないSF 〜「火星の人」の感想から〜

オカルト的なことも起こらず、ご都合的なアクシデントも起こらない、でも面白い!説得力のある物語の力強さに唸らされたナリタ。主人公を含めた人々の決断が生存への可能性を繋ぎ止め、その反面引き起こされてしまう問題、そしてそれを解決するのも、また人の力なのです。この潔さは、まさにSFの、人間の科学力の、真骨頂なのではないでしょうか。映画はもちろん原作もオススメ。著者の次回作の映画化も決定してます!

23:32〜 ホンタナBiz「すいません、ほぼ日の経営。」川島蓉子・糸井重里
44:50〜 感想回
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2018.9.4 ネコという名の不文律 〜「ボブという名の猫」の感想から〜

猫がかわいい、という以外にコレといった感想が出ないナリタ。やはり犬派と猫派とはわかり合うことはできないのであろうか?!犬と人、猫と人、その他の動物と人との関係には大なり小なり主従の関係がありますが、猫に対しては人は「従」になることをいとわないような気がするタナカ。そんな話ばかりになってしまって、ほんとはもっと映画について突っ込むべきでした!

9:34〜 雑誌んぐ「航空整備士のかなりマニアックな飛行機豆知識」日本航空高松空港所整備STAFF
21:47〜 感想回
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2018.7.3 言葉と写真と自然 〜「星野道夫と見た風景」の感想から〜

「素晴らしい写真!」と絶賛のナリタ。星野道夫が紡ぐ言葉たちとは異なる、しかし同じ美しさと広がりをもつ写真にナリタは感銘を受けます。「旅をする木」に写真が収められていなかったからこそ想像していたアラスカの風景を、また新たな形で認識させてくれる本作。そこに寄り添う妻、直子さんの言葉が我々一般人にはありがたいのです。

16:39〜 ホンタナBiz 「わざわざの働き方」平田はる香
36:07〜 感想回
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2018.6.12 我ら皆スティーブンス 〜「日の名残り」の感想から〜

ノーベル文学賞作家の作品を堪能したナリタ。何かを成し遂げたとは言えなくとも、それでも自分は誇り高き仕事をしたんだ、と自分自身に言い聞かせる主人公。その後の茫漠とした人生をどう生きるか、という切ない問いに、成田は同情を禁じ得ません。老いるということ、後悔や失敗を抱え続けることは、人であれば誰しも避けては通れない道です。主人公スティーブンスは私たち自身の未来の姿でもあるのかもしれないのです。

15:16〜 翻訳かっ!「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」ピーター・トライアス
27:25〜 感想回
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2018.5.15 青春は続くよどこまでも 〜「青春18きっぷポスター紀行」の感想から〜

電車には特に思い入れのないナリタにとっても感じ入る何かがあった本作。青春18きっぷのもつ世界観を描いた作品群は、旅をする時間と旅をした時間とを想起させる”時間性”が強いことに気付かされます。その反面、「テツ」の闇を垣間見る裏話、仕事としての企画縛りの弊害など、楽しいだけでは済まされない”青春”にも容赦なくツッコミます。

16:40〜 アレな作品「孤狼の血」柚月裕子
31:00〜 感想回
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2018.4.24 ふはふはした感想 〜「未来圏からの風」の感想から〜

「”ふはふは”するようになった」との読後感を持ったナリタ。それだけでは意味がわかりませんが、とにかくそれが五人五様のインタビューとそこへ至る道の紀行文を読むことがもたらす効果なのです。そうなのです。さらにインタビュアーとしての著者の特徴についてもナリタは言及し、我々も来たるゲスト回(?!)に向けて参考にしなければと気を引き締めます。

16:00〜 ホンタナジングルコンペ
29:27〜 感想回
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2018.4.3 〜「自分への取材で人生が変わる」の感想から〜

自分を見失いつつあるタナカとは異なり、ナリタには本作はそれほど響くものがなかったようです。ボトムアップ的に己の悩みをミニマイズする手法としては、以前紹介したGTDの方がナリタにはしっくりくるのですが、これは逆にタナカにはピンときません。ナリタはこの両者の違いから「悩みの解決」に必要なことについて考察を進めます。さあー新年度で悩める一年の始まり!タナカナリタのけっこう赤裸々なトークをお楽しみください。

14:40〜 古典コテン「思考の整理学」外山滋比古
28:33〜 感想回
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