2018.6.5 「日の名残り」カズオ・イシグロ

久しぶりの小説紹介!今回はなんとノーベル文学賞作家の作品を紹介してしまいます。舞台はイギリス、イギリスと言えば執事、ということで(?)、物語は主人公の執事スティーブンスの現在と回想とを交えながら淡々と進みます。かつての主人、ダーリントン卿に仕えた数々の輝かしい日々、そして主人の為に共に奔走した女中頭のミス・ケントンとのやりとり…過去と現在とを行き来するの物語の果てにスティーブンスが見た景色とは何か。HELLSINGのウォルターさんもそうですが、執事というものは切ない職業なのですね。

24:01〜 ホンタナBiz「お金に困らない人生を送るためのマネープラン入門」竹川美奈子
37:33〜 紹介回
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2018.5.1 「青春18きっぷポスター紀行」込山富秀

ゴールデンウィークを旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。予定はないけど旅情は感じてみたい!という方にオススメの一冊を紹介いたします。電車ユーザであれば一度は聞いたことがある「青春18きっぷ」。その販促のためのポスターはなんとも味があっていいものですが、その歴史と裏話を一気に知ることができる贅沢な一冊です。さあ「あの頃の青を探し」に行ってみませんか?!

13:03〜 私も投稿してみました「ハライチのターン」
32:30〜 紹介回
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2018.4.10 「未来圏からの風」池澤夏樹

今回は池澤夏樹による紀行文かつインタビュー集をご紹介します。ヒマラヤ、アラスカ、ニューイングランドといった世界各地を歩きながら考え、人と語らいながら想ったことを綴った本作。その土地に向かう道で、対話の中で、著者の中に流れる問いと答えがありのままに描写されるのはなんとも贅沢。新年度でやさぐれるタナカは風を感じることができたのでしょうか?!

12:56〜 ホンタナ的ライフハック「ザ・マインドマップ」トニー・ブザン、バリー・ブザン
28:45〜 紹介回
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2018.3.27 「自分への取材が人生を変える」はあちゅう

新年度が近づいてワクワクしている人も多いかと思います。今回ご紹介するのは夢や目標を叶えるための新習慣「自分への取材」についてのスマート新書。敵を知り己を知れば百選危うからず、とはよく言ったものですが、敵とか夢とか目標とかがなんだか分かりにくくなっている昨今、まずは己を知る工夫をしてみてはいかがでしょうか。本書を読んでタナカは苦手なログをつけるようになってしまいました。

7:33〜 古典コテン「台所のおと」幸田文
24:09〜 紹介回
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2018.3.13 「終電ちゃん」藤本正二

残業、飲み会など、お世話になった方も多いであろう終電!今回ご紹介するのはそんな終電に現れる「終電ちゃん」です。これに乗れないと帰れない」人々の執念が渦巻く終電、そして乗れた後の安心感と押し寄せる倦怠感に満たされる終電ー。乗客、そして運行するスタッフたちが織りなす日々を体現する「終電ちゃん」は、現代の妖怪だとタナカは評します。年度末の歓送迎会などで帰りが遅くなる方々、必読です!新コーナーも出発進行ーう!

14:09〜 新コーナー「ホンタナジングルコンペ」
28:03〜 紹介回
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2018.2.27 「宇宙を目指して海を渡る」小野雅裕

今回はなんとNASAで働かれている日本人著者の作品を紹介します!宇宙に魅せられた一人の少年が夢を追い求めて海を渡る、という半生が描かれる本作。「僕は死ぬのが怖い」「だから僕は夢を追うことを選んだ」という等身大かつ合理的な姿に、タナカは共感と憧れを禁じ得ません。海外で博士過程に進むことの悲喜こもごもも詳細に描かれ、海を渡る指南書としても秀逸!最新作「宇宙に命はあるのか」も絶賛発売中です!

12:44〜 古典コテン「魔術」芥川龍之介
29:52〜 紹介回
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2018.2.13 「マッティは今日も憂鬱」カロリーナ・コルホネン

今回はフィンランドの漫画を紹介します。主人公のマッティは典型的なフィンランド人。彼が遭遇する憂鬱な状況、そして彼が感じる憂鬱さは、どこか日本人の心にも通づるものがあります。ムーミン、サルミアッキ、嫁担ぎ競争、エアギター選手権など、不思議で独自な文化を持つフィンランド。続編「マッティ、旅に出る。」と併せてお楽しみください!

16:50〜 ホンタナ的ライフハック「ストレスフリーの整理術」デビッド・アレン
31:02〜 紹介回
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2018.1.30 「旅をする木」星野道夫

大変お待たせしました!今年の一発目は自然写真家、星野道夫のエッセイ集からスタートします。没後二十年特集のテレビ番組「旅をする”本”」をきっかけにタナカはこの本を手にしてみたのですが、もっと早く読んでおきたかった…!と激しく後悔しました。探検家、写真家、研究者など、命を見つめ続ける人々がその最前線に持って行った本作。奇妙な偶然でつながったこの本の旅路は、まさに命のつながりの不思議さを体現しているのかもしれません。

13:01〜 解説の解説 Akeel Bilgrami「Gandhi, the Philosopher」
31:20〜 紹介回
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2017.12.12 「美女と野獣」ビル・コンドン

まさかのディズニー、しかもファンタジー・恋愛色の強い実写化映画を2017年のラストに持ってきました。数あるディズニー映画の中でも、おそらく世の男性陣の興味がかなり低いと思われる本作。しかしタナカは…涙しました!華麗な装飾、流麗な楽曲。それらも確かに大きな魅力ではありますが、野獣に仕える家臣たちの姿は、本当に美しく胸に迫るものがあります。大切な人と、ぜひ一緒に見てほしい作品です。

5:56〜 ホンタナ的ライフハック「プロカウンセラーが教える場面別傾聴術」古宮昇
34:09〜 感想回
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2017.11.28 「ウニはすごい バッタもすごい ーデザインの生物学」本川達雄

生物好きな人、必読!かつて中学時代のタナカが、生物の授業で見たビデオに出演していたナマコ好きで謎の歌を歌う変わった人…それが本川達雄先生だったと気づいたのはつい最近のこと。その本川先生の最新作をご紹介します。なぜ昆虫は高速羽ばたきができるのか、なぜ貝は対数螺旋で巻いているのか、なぜヒトデは五本足なのか、等々、生命のデザインの神秘を簡潔かつ明快に説明する本作。これはもう、すごい!ほんとすごい!

13:17〜 新コーナー、アレな作品「『やる気』が出るコツ、続くコツーわかっているけど動けないあなたへ」和田祐美
29:16〜 紹介回
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2017.11.14 「休息の山」沢野ひとし

301回目ですが平常運転でお送りいたします。天候不順が続いた夏から秋、山不足のタナカは鬼才イラストレーターの画文集を紹介します。近所の低山からヒマラヤまで様々な山に登りつつも、そこで思うのは家族や仕事の由無し事。非日常としての山登りではなく、いつもと変わらない日々としての「山」との付き合い方は、山ブームに沸く昨今とは一線を画します。ああ今年中にもう一回くらい山に行きたいなあ。

7:37〜 私も投稿してみました「名古屋哲学フォーラムの招待講演」
23:47〜 紹介回
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2017.10.17 「her 世界にひとつの彼女」スパイク・ジョーンズ

今回はAIについての映画を紹介します。比較的近い未来、日常生活をまとめてコントロールするOSとして新しいAIが発表され、さっそく使用してみた主人公は「サマンサ」という名前をもつAIの能力に驚かされます。仕事や生活だけでなく自分自身の価値を気づかせてくれるAIに主人公はやがて恋愛感情を抱くようになり、サマンサもまた自身に芽生えた変化に気づきます。人間らしさとは何か、人間関係とは何か、そしてAIとは何か。様々な側面をもつ作品にタナカは唸らされます。

5:55〜 ホンタナ的ライフハック「情報は一冊のノートにまとめなさい」奥野宣之
17:31〜 紹介回
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2017.10.3 「人類の未来ーAI、経済、民主主義」吉成真由美

新書を新刊で買うということに密かな喜びを見出しつつあるタナカ。その中から今回は知の巨人たちへのインタビュー集を紹介します。科学、経済、政治、生活といった様々な分野のこれからの変化と可能性についてまとめられた本作。知の巨人たちがこれでもかと紡ぎ出す未来像は、人類の希望かそれとも警告か。彼らから言葉を引き出すインタビュアーの豪腕にも注目です。

14:00〜 ホンタナ短歌「オレがマリオ」俵万智
24:00〜 紹介回
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2017.9.5 「アウトレイジ」北野武

お待たせしました!もう九月!ということで心機一転「アウトレイジ」をご紹介します。基本的に暴力ダメ絶対のタナカですが、なぜかこの北野ヤクザ映画には心沸き立つ何かを感じてしまいます。暴力のベールに隠された男の美学なのか、監督による映画芸術の力なのか。豪華俳優陣がこれでもかと演じる悪人像をR15覚悟の上でお楽しみください。

10:54〜 雑誌んぐ「現代思想」
19:18〜 紹介回
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2017.8.8 「タイヨウのうた」小泉徳宏

若者の海離れが問題(?)になる昨今ですが、今回は海辺の若者純愛映画を紹介します。難病を患う主人公、サーフィンにのめり込む高校生、ストリートライブ、と、これでもかと青々とした構成要素を散りばめながら、それでもタナカはこの作品に涙を禁じ得ません。聞き覚えのある主題歌も、タイアップの枠を越えて胸に迫ります。ああ海が見たいなー。

12:05〜 雑誌んぐ「アンデル 小さな文芸誌」
24:52〜 紹介回
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2017.7.25 「超暇つぶし図鑑」ARuFa

今年も梅雨明け!そして始まるウルトラ猛暑!暑くて何もやる気が起きない…という方にピッタリの暇つぶし本をご紹介します。透明な下敷きを何枚も繋げるとバリアを張ったように見える、傘を裏返して髪を逆だてると嵐の中にいるように見える、等々、何の役にも立たない珍発見ばかりを報告する本書。「はあ、そうっすね」と流しても日常生活には全く支障はありませんが、その奇抜な発想と実行力は一見の価値あり!
詳しい内容は著者ARuFaさんの日記へどうぞ。

10:24〜 古典コテン「いきの構造」九鬼周造
34:34〜 紹介回
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2017.7.11「私のワイン畑」玉村豊男

今、日本のワインが熱いのをご存知だろうか!?今回は、国産ワインをいち早く自力で作り出した、ご存知、玉さんのエッセイをご紹介します。特別に美味でなくて良い、ただ夕餉にいつも飲めるお気に入りのワインがあったらー。そんな夢を追い求める駆け出しワイン農家の、情熱、労力、出費を思えば、ワインがさらに美味しく感じられるかも?

6:33〜 古典コテン「いかに読書すべきか」三木清
23:17〜 紹介回
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2017.6.27 「あなたの人生の物語」テッド・チャン

「メッセージ(邦題)」の映画原作をナリタの後輩Sさんからオススメいただき、タナカが早速飛びついてドハマりしたので鉄は熱いうちに紹介します。短編集のうち一つが映画化されたわけですが、これは言語科学がこの地球以外でも成立する、という実にナリタ向けの作品で、かつSFとしても、親子の愛の話としても美しく、どうやったらこんな話(しかも短編!)が生まれるのか不思議で衝撃、タナカ感激。他の短編も数学、神学、認知科学など扱いながらどれも刺激的で、ホント贅沢な一冊です。

9:55〜 ホンタナBiz「モデレーター 聞き出す技術」早尾恭子
42:35〜 紹介回
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2017.6.13「アンネ・フランクの記憶」小川洋子

作家・小川洋子の原点とも言える作品を紹介します。「アンネの日記」から溢れ出る、一人の少女の思いと眼差しに感化された作者は、「書くこと」によって生きる道を見出しました。そのアンネの足跡を辿り、当時を知る人々と語らった内容が描かれる本作。異形とも言える独特の世界と死生観を持つ小川作品の、源流が垣間見える小川ファン必読の書です。
16:14〜 私も投稿してみました「ショートショートショート(爆笑問題カーボーイ)」
28:58〜 紹介回
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2017.5.16 「思想する住宅」林望

「いい家に住みたい」という思いは万人に共通のものかと思いますが、そもそも「いい家」とは何でしょうか?今回ご紹介する本は、自分にとって何が「いい」のか、から考え直した著者による住宅考察です。「和室は本当に必要か」「洗濯物は外に干さなくても良いのではないか」という、より実際の生活感をベースにした斬新な切り口にタナカは大きくうなずいてしまいます!住宅について思想したい方もそうでない方にも、暮らしと家について新しい風を吹き込んでくれる一作です。

13:25〜 ホンタナBiz 「インタビューの教科書」原正紀
31:00〜 紹介回
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