2013.6.4 101回目のプロポーザル 〜プラトン「国家」のイデア論をもとに〜

2週にわたってお送りしてきたマイルストーンスペシャル、ブランドニュースペシャルの興奮冷めやらぬ第101回の放送です。今回は今までホンタナで議論されてきた様々なトピック(言語、哲学、人間、科学、省略と強調、道徳、正義、自己愛、恋、旅、歌、オシャレ、などなど…)に関するひとつのナリタ的収束点のお話をさせていただきたいと思います。不勉強は重々承知ながらも、プラトンのイデア論を参照しつつ、人間として生きることのあり方について思うところを語ってみます。

27:50〜 新コーナー「タイトリング!!」
50:50〜 作品紹介
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2013.5.7 新生活が不器用でもいいじゃない 〜「四月物語」の感想から〜

新しい環境になかなか馴染めず、しかしながらひたむきに暮らしていく主人公の姿に深い感銘を受けたナリタ。タナカ・ナリタの両氏が経験したほろ苦い思い出をふまえながら、「春」と人との関連性について思いを馳せてみました。

27:15〜 メール紹介コーナー
37:38〜 感想回
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2012.11.27 脇役度を極める 〜「中の人などいない」の感想から〜

ハテナ系の本にありがちなつまらなさを一蹴し、感動すら覚えるほどの内容に満足のナリタ。特に先の震災に関連した、多くの人と「家族」のような関係になりたいという著者の思いがつまった”目先のことにとらわれない芯のとおったユルさ”は必読。中の人はいなくとも存在感あふれるツイッター名脇役の魅力について語ってみました。(このエピソードを聴く

2012.4.24 「阪急電車」有川浩

新年度になって、ようやく新生活に慣れてきた方も多いと思います。かくいうタナカも、この春から満員電車に揺られて通勤するようになりました。というわけで今回は通勤通学のお供にもってこいの短編集をご紹介します。宝塚線を舞台にし、各駅ごとに章だてられた構成が目を引きますが、そこに登場する人物もまた魅力的です。婚約者を寝取られた女、亭主に先立たれた老婦人、はたまた初々しい大学一年生や社会人彼氏をもつ女子高生…。電車という、限られた時間と空間の中でこそ表れる人間性を、見事に切り取った作品です。(注:老婦人を演じたのは「大竹しのぶ」ではなく「宮本信子」でした。)

2012.4.17 「癒される」とは何か 〜「犬を飼う」の感想から〜

ペットを飼うということにまつわる悲喜こもごもがいろいろな形で描かれた作品ですが、やはり第一章「犬を飼う」が描く死にゆく飼い犬を看取るエピソードは特に印象的です。ペットを飼うとはどういうことか、何を得、それと引きかえに何を失うことなのか、色々と考えさせられます。今回の感想回において、ナリタは自分の今は亡き飼い犬の話や、おかざき真里「サプリ」、西原理恵子「パーマネント野ばら」、安住紳一郎の日曜天国などで紹介された様々なエピソードを引き合いに出しつつ、「癒す」とは何か、「癒される」とは何かということについてタナカとあれこれ議論しています。お楽しみください。

2012.3.13 「自己愛とエゴイズム」ハビエル・ガラルダ

なんと今回は、ナリタによる本の紹介です!!多感な時期のナリタに大きな影響を与え、事あるごとに読み返し、そしていまここで皆に読んでもらいたい、そう思えるほどの本を紹介してもらいます。新書で、しかも「良く生きること」を語るという本書にやや懐疑的なタナカ。対するナリタはこの一冊さえあれば他の啓蒙書はいらない、と言い放つ。自分を大切にすることとは?善意とは何か?フリートークも含め、ナリタの情熱ロングトーク満載の回をお楽しみ下さい。

2012.1.17 見えないものが当たり前にいる風景 ~「ぎんぎつね」の感想から~

神社系マンガ「ぎんぎつね」の感想回です。落合さよりさんの溢れ出る神社愛が絵のタッチや物語の描き方などに如実に現れている作品でした。目に見えない信仰の対象をあえて愛くるしいぬいぐるみのような姿の神使たちによって擬人化させるというのは神社愛好家としては冒険的な試みだったのだろうと想像しますが、そのようにして描かれた見えざるものが当たり前のように人間とともに悩んだり迷ったり泣いたりしながら生きているのをここまで当たり前のように描かれると、まるでそんな日常が本当に我々の生活の奥行きとして広がっているのかもしれないというような不思議な気分になるマンガです。読んだ後で神社に行ったら少しお参りをする感覚が少し変わるかもしれませんよ。

2011.11.22 優しく生きるとは何か ~「小暮写真館」の感想から~

『小暮写眞館』の帯には「数かぎりない伏線の終着駅 小説史上最高に愛おしいラストにあなたは何を思う、誰を想う?」とありますが、この物語で描かれる数々の伏線はそれぞれが人々の優しさのあり方と、それぞれが優しくあろうとするが故のすれ違いや摩擦を巡るストーリーを綴っていると思います。言いたいことをあえてぐっと飲み込む優しさ、誰かを傷つけようともあえて立ち上がって想いを吐き出す優しさ、約束を貫く優しさとあえて約束を括弧に入れる優しさ、誰かのためを想いあえてその人から離れようとする優しさと噛み付いても傷つけても一緒にいる優しさ、等々。今夜はそんな優しく生きることの難しさについてまたこの二人がああでもないこうでもないと各々の思いを語ります。