2016.9.6 おかえりなさいが待っている 〜「寄生獣」の感想から〜

八巻が物語のピークだと感じたタナカに対し、ナリタはやはりクライマックスは九巻十巻との印象を持ちます。人間を喰いものにする「寄生生物」の一人、田宮良子の最期の行動の意味するものとは。主人公と共生する「ミギー」すらも判別できなかった田宮の”感情”とは何か。人外の生命体が考える「人間らしさ」について思いを馳せる回となりました。

10:40〜 ホンタナBiz 「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」渡邉格
19:53〜 感想回
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2016.8.16 ミステリのアートとデザイン 〜「メルカトルと美袋のための殺人」の感想から〜

「探偵たるもの」の常識を覆す”銘”探偵メルカトル鮎。ミステリ愛読者にとっては奇異に感じる彼の言動も、ナリタにはこれといって不可思議には感じられません。実験的な問題作を生み出す著者の姿勢を、ナリタはアートとデザイン、哲学と実学との対比を用いて解釈しようと試みます。ミステリイノセント・ナリタによる率直な感想回です!

17:24〜 ホンタナBiz「モンベル七つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏」辰野勇
31:52〜 感想回
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2016.8.9 「メルカトルと美袋のための殺人」麻耶雄嵩

久しぶりにミステリ作品を紹介します!”銘”探偵「メルカトル鮎」が手がける事件は、どれもが難問、奇問。それを快刀乱麻を断つごとくに終わらせる探偵の手腕たるや…おい!それでいいのか?!という反則スレスレ。それでもミステリの持つ醍醐味が十二分に発揮されているのが憎らしい。そもそもミステリに求めていたものは何だったのか、と自問自答せざるを得ない珠玉の短編集をお楽しみください。

14:09〜 ホンタナBiz「絶望の国の幸福な若者たち」古市憲寿
27:55〜 感想回
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2016.8.2 腑の落としどころを探る 〜「宇宙は何でできているか」の感想から〜

同じ科学者として、難しい内容をかみくだいて表現する姿勢に感銘を受けたナリタ。今昔の天才たちがひらめいたであろう「直感」を、人類が共有できる「科学」に落とし込むことは並大抵のことではないはず。腑に落ちない遠い宇宙の様々な現象を探ることが、日々の豊かさにつながっていることに気づかされる一冊です。
そんな中、なんと「ビッグバンの前にはもうひとつの『古い宇宙』があった」との報告がありました!いやーこれだから宇宙は面白い!!

18:48〜 ホンタナBiz「『消費』をやめる」平川克美
37:50〜 感想回
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2016.6.28 「クール・ランニング」ジョン・タートルトープ

※今回も部分的に聞き取りづらい箇所があります。度々大変申し訳ありませんが、ご容赦願います。

蒸し暑くなってきましたね。今回は暑い国から寒い国を目指して熱い物語をクールに繰り広げる映画を紹介します。ジャマイカから初めて冬期オリンピックに出場したボブスレーチームの実話をもとにした物語。「勝つ」以前に「出る」ことを目指して孤軍奮闘する姿はおかしくも健気で、スポーツの持つ本質的な大切さを思い出させます。懐かしき金曜ロードショーでおなじみの名作、お楽しみください!

13:57〜 ホンタナBiz「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら」岩崎夏海
23:42〜 紹介回
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2016.5.31 「寡黙な死骸 みだらな弔い」小川洋子

タナカルールに基づいて、小川洋子作品、今年の一本を紹介させていただきます。失われる記憶、子供のまま止まった身長など、欠落を抱えて生きる人が多く描かれる小川作品。この短編集は、物語の欠落が次の物語へのつながりを作り、大きな世界を映し出します。タナカは”失われること”が”完璧な世界”を否定しない作風に救いを見いだすのですがー。新コーナーも登場します!

10:23〜 新コーナー Bizzホンタナ「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何か生み出せるか」
26:12〜 紹介回
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