2016.10.11 「死霊館」ジェームズ・ワン

珍しくド直球のホラー作品を紹介します。実在する超常現象研究家、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が扱ってきた様々なケースの中でも「最も恐ろしい事例」を実写化した本作。ホラーが好きなタナカですが、血がドバー!とか来るぞ来るぞギャー!とかは苦手なので、人が死なない本作はそんな方々にもオススメです。とはいえ「SAW」の監督らしく、一筋縄ではいかない美しくも恐ろしい演出には舌を巻きます。続編・スピンオフも気になるホラー新名作です!

19:58〜 メール紹介コーナー「シン・ゴジラ見ました!」
35:03〜 紹介回
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2015.7.14 祝!配信200回記念 70年代をたっぷり語ろうスペシャル

本配信でホンタナも配信200回を迎えることが出来ました。やったぜ!ということで、今回は行人坂教会の朝日研一朗牧師をお迎えしてお届けします。紹介していただく作品は、なんと「ゴジラvsヘドラ」!幼少期に強烈な影響を受けた本作を皮切りに、70年代特有の終末思想を持つ作品の魅力について語っていただきました。牧師としての仕事のあり方、そして趣味としてのSF・ホラーの楽しみ方に、タナカナリタは感動しきり!マニアックな話題満載のスペシャル回をどうぞお楽しみください。

3:20〜 ゲスト登場
19:00〜 「ゴジラvsヘドラ」について
37:35〜 70年代と終末思想
55:50〜 怪獣・ホラーと現実の裂け目
1:13:30〜 牧師としてのスタイル
1:29:40〜 ざらざらしたもの
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2013.1.29 「螢」麻耶雄嵩

忘れた頃にやってくる、タナカの新本格ムーブメント。今回は推理小説界に賛否両論を巻き起こし続けてきた鬼才、麻耶雄嵩の作品を紹介します。山奥のいわくつきの洋館「ファイアフライ館」に集まった大学の超常現象サークルメンバー達。亡き館主を狂気に駆り立てたこの館で、ふたたび犠牲者が!ありがちな設定すら疑わざるをえない、「世界観をひっくり返す」達人の入門書として最適です。

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15:10〜 解説の解説
31:30〜 作品紹介

2012.7.3 「秋の牢獄」恒川光太郎

今回はフィクションの怖い話を取り上げます。わたしたちがまだ小さかった頃、怖い場所や怖い人はけっこうありふれた存在でした。それが年をとりひとつひとつ知らない世界が減っていくにしたがい、はじめからそんなものは無かったかのように「怖さ」は日常に埋もれてしまいます。恒川氏の作品は、そんな懐かしくも恐ろしい世界観を端正な文体で切り取り、世の中、そして自分自身の不確かさを再認識させてくれます。それが妙に心地よいのが不思議なんですよね。現代の「怪談」とも言える短編集、お楽しみください。

2012.6.5 大風呂敷のたたみ方 ~「エッジ」の感想から~

「旅行に持っていくとしたら、俺は『楽園』より『エッジ』を選ぶ」ほど、タナカの予想に反して高評価をつけたナリタ。作者が広げた大風呂敷をどうたたむか、そこに読者の期待は集中します。完成度の高さ、伏線回収、大団円、どんでん返し・・・同じたたみ方でもタナカの期待は風呂敷からこぼれ、ナリタの期待は風呂敷に包まれる、その違いはどこにあるのか。新コーナー(?)含めお楽しみください。

2012.5.29 「エッジ」鈴木光司

世間をにぎわした金環日食から、はや一週間。天文学的イベントは人間が宇宙の一部であることを実感させてくれますが、普段から宇宙を身近に感じている人はあまりいないのではないでしょうか。ましてやその宇宙がいつ終わりを迎えるかなんて、考えるだけ徒労のような気もします。しかし始まりには終わりがつきもの、ということで、今回はあの鈴木光司が”この世の終わり”に挑んだ野心作を取り上げます。「こんな物語は俺にしか思いつけない」と著者自身が豪語するほどの唯一無比の世界観はたしかに必読、しかしタナカは「エンターテイメントとしては失敗している」とバッサリ。それでも本棚に置いておきたくなる理由とは?科学的知見と真正面から向き合った”この世の終わり”をお楽しみ下さい。

2011.12.13 「ナポレオン狂」阿刀田高

師走も中旬となり、いつも以上にささくれ立っているタナカが今回おすすめするのは、ブラックユーモアの第一人者にして短編の名手である阿刀田氏の代表作です。不安や狂気を奇抜なアイデアで抽出した作品群は、ホラーとも怪談とも違う怖ろしさを持っていると同時に、どこかニヤリとしてしまう面白さをかねそなえているのはなぜか。いろんな意味で心配しているナリタとともに、恐怖の描き方とその楽しみ方についてあれこれ語ってみました。

2011.7.19 第10回 ◯◯をたっぷり語ろうスペシャル

◯◯に入るべきは「ケータイ小説というメディア」だったり「カズヤ/タツヤ」だったり「自己中心性という残虐性」だったり「リアリティと世界の隔絶」だったり「レンアイ小説というホラー」だったり「愛情表現のベクトルとスカラー」だったり「読みたい恋愛小説」だったりと様々あり得るでしょうが、ともかく今回は第10回の節目にこんな特別企画にトライしてみました。ホンタナ全放送を通じて止むことなく言及されてきたかのベストセラー小説に送るタナカ・ナリタなりのみそぎ企画です。

2011.6.7 第4回 読書に求める要素あれこれ 〜「楽園」の感想から〜 vol.4

鈴木光司「楽園」の読書感想を皮切りに、「読書に何を求めるか」という疑問からふたりの話は様々なトピックに及びます。物語を読むことにどのような「気づき/breakthrough」を求めるのか、長編小説は大小の枝葉を配置できる(右往左往できる)自由をもって何をなすのか、理想の物語とはどういったものであるはずか、活字中毒の「目ごし」感、論文ですらひとつの文学でありうるということ、表現形式・スタイルによる制約とそこに見る消極的自由、繰り返し読みたくなる本の魅力、紙の本と電子書籍、などなど。70分にも及ぶ長大な回ですが、あえて無編集でお送りします。

2011.5.31 第3回(後編)「楽園」鈴木光司 vol.3-2

お待たせしました!後編では鈴木光司のデビュー作、「楽園」を取り上げます。代表作「リング」を含む強烈なメッセージ性を持つ作品がなぜ描かれるのか?原点となる本作から鈴木光司の持つ価値観、生き様に(やや引きながらも)迫ります。

2011.5.17 第2回「パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り」椎名誠 vol.2

さっそく第1回に取り上げた「眼球綺譚」を読んだナリタの感想から第2回は始まります。はたしてタナカの解説は的を得ていたのか?!そして椎名誠の異色紀行文「パタゴニア」。作家人生を変えた旅で気づいた愛とは、自由とは何か、29分頃から紹介していきます。
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       併せてどうぞ!→ 

次回のポッドキャストは2011.5.24に配信予定。ナリタの「パタゴニア」の感想から始まり、話題は椎名誠という作家についてや紀行文の読み方、長編・短編という形式の特徴などに及びます。

2011.5.10 「眼球綺譚」綾辻行人 vol.1

栄えある第1回で紹介する作品は綾辻行人の怪奇譚短編集「眼球綺譚」。ミステリ作家・ホラー作家綾辻の作品の魅力に迫ります。
   併せてどうぞ!→ 
                「猿の手」の話は宮部みゆきの贈る物語に含まれています。