2014.7.15 コマ漫画の映画化 〜「アダムスファミリー2」の感想から〜

「NewYorker」誌に掲載されていた一コマ漫画が原作であえることを踏まえ、その映画化の妙、そしてブラックユーモアの意義について話は盛り上がります。話題は「ホーホケキョとなりの山田君」との類似点などにも及びます。
13:30~ 解説の解説
27:20~ 感想回
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2014.6.17 理想すらも人を滞らせる 〜「光の指で触れよ」の感想から〜

それぞれの登場人物が閉塞感にとらわれ、向き合う姿に感銘を受けたナリタ。不幸ばかりでなく、理想的な姿すらも人を停滞させること。そして意外にも本人の努力とは別に、ふとした出会いやきっかけが物事を動かすこと。風が吹く日も凪の日も、人生と言う名の風力発電機はそこに立ち続けるー(なんちゃって)。カバー写真の裏話も含め、作品の面白さについて語ってみました。

12:51〜 古典コテン「仮面の告白」三島由紀夫
25:50〜 感想回
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2014.4.29 プラカードは掲げない 〜「物語の役割」の感想から〜

「とても救われる内容」と感銘を受けたナリタ。テーマや人生経験が物語の基本ならば、それらが伴わない物語は駄作なのだろうか?一度でも物語を作ろうとした人が必ず直面する壁を前に、著者は明朗かつ自然な創作スタイルを提示します。コーナーも含め作品の作り方に関して盛り上がった回になりました。

17:33〜 スクラッチブック「論理哲学論考」ウィトゲンシュタイン
53:18〜 感想回
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2014.4.15 夢に手を伸ばすということ 〜「入神」の感想から〜

つたない画力(失礼!)ながら碁にかける情熱をあますことなく注ぎ込んだ本作は、もうひとつの「匣の中の失楽」と言えるのかもしれません。著者自身の作品への取り組み方、登場人物の碁に対する姿勢など、ひとりの人がひとつの夢を極めようとしている姿にナリタは感銘を受けます。
そして引き続き3周年スペシャル企画についてもふたたびお知らせします!

18:59〜 古典コテン(「人間失格」太宰治)
37:20〜 感想回
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2014.4.1 著者自身による解説 〜「空白を満たしなさい」の感想から〜

今回はネタ切れのためコーナーをお休みさせていただきます(すみません)。「分人」という概念についてナリタは興味は持ちつつも、小説と新書という二つのアプローチで迫ったスタイルに関して疑問を持ちます。実際に「分人」の概念も盛り込みながら、物語を楽しむ難しさと面白さに迫ります。

13:00〜 感想回
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2014.3.18 求めるべきは様式美 〜「藁の楯」の感想から〜

今週はお休みする予定だったのですが、なんとか収録が間に合ったので無事配信できました。今回もナリタの本業に関わる部分が満載です。そしてタナカがなんとも微妙な物申し方をした作品についての反応やいかに?!

31:56〜 「解説の解説」の解説 ノーム・チョムスキー著、福井直樹・辻子美保子訳『生成文法の企て』訳者による序説、あとがき

51:27〜 感想回

2014.3.4 始まりの共感そして違和感 〜「鉄コン筋クリート」の感想から〜

「俺の街」を自在に飛び回り、敵対する相手には容赦しないシロとクロ。ヤクザや不良ものでよくある設定が孤児に適応された本作に、ナリタは違和感を抱えたまま作品を評することになります。物語の始まりに発生する”共感”と”違和感”の分水嶺は何か。タナカとナリタの好みの違いについて掘り下げました。

11:32〜 古典コテン「変身」カフカ・フランツ(二回目)
21:07〜 感想回
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2014.2.18 全力の喩え話 〜「気が遠くなる宇宙の話」の感想から〜

広大かつ謎の多い宇宙を説明するには、身近なものに喩えて話すことが多くなります。ナリタは宇宙の真理を説明する際の喩え話について、一作目と本作とを比較しその面白さと難しさを語ります。興味を惹起させるための例や引用をいかにして使用するか、またはしないのか。伝えることの本質にせまる回となりました。

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27:14〜 スクラッチブック
48:00〜 感想回

2014.2.4 好きなことを押しつけない 〜「山賊ダイアリー」の感想から〜

「山賊」「奮闘記」と、勇ましいタイトルでありながら、その実、好きなときに好きなように狩りをしていく姿に親しみを感じる本作。ナリタは「一年に数回会う友人と語っているような」面白さと評します。あれもこれも伝えたがる作品が多い中、好きなことを表現する面白さと難しさについて迫ります。
14:54〜 古典コテン「変身」カフカ・フランツ
27:40〜 感想回
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2014.1.21 失うことのスライドショー 〜「薬指の標本」から〜

かくも怪しき短編小説を語るために、今回の感想回は例外的に「ネタバレあり」のパートを用意しました。まだ読みたいけど読んでない!という方はご注意ください。”封じ込めること”についての話をバラしてしまうというのはなんとも皮肉なものですが、タナカとナリタが感じたそのままの形が”封じ込め”られた回となりました。

21:50〜 新コーナー「スクラッチブック」
44:15〜 感想回(ネタバレなし)
1:09:53〜 感想回(ネタバレあり)
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2011.6.7 第4回 読書に求める要素あれこれ 〜「楽園」の感想から〜 vol.4

鈴木光司「楽園」の読書感想を皮切りに、「読書に何を求めるか」という疑問からふたりの話は様々なトピックに及びます。物語を読むことにどのような「気づき/breakthrough」を求めるのか、長編小説は大小の枝葉を配置できる(右往左往できる)自由をもって何をなすのか、理想の物語とはどういったものであるはずか、活字中毒の「目ごし」感、論文ですらひとつの文学でありうるということ、表現形式・スタイルによる制約とそこに見る消極的自由、繰り返し読みたくなる本の魅力、紙の本と電子書籍、などなど。70分にも及ぶ長大な回ですが、あえて無編集でお送りします。

2011.5.24 第3回(前編) 紀行文の魅力とは -「パタゴニア」の感想から- vol.3-1

第3回は前編・後編の二本立てでお送りします。まずは前回の「パタゴニア」を読んだナリタの感想から。めったに旅行しないナリタと旅行大好きタナカの紀行文談義は平行線をたどると思われたが・・・?長編小説と短編小説の楽しみ方にも話はおよびます。
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2011.5.17 第2回「パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り」椎名誠 vol.2

さっそく第1回に取り上げた「眼球綺譚」を読んだナリタの感想から第2回は始まります。はたしてタナカの解説は的を得ていたのか?!そして椎名誠の異色紀行文「パタゴニア」。作家人生を変えた旅で気づいた愛とは、自由とは何か、29分頃から紹介していきます。
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       併せてどうぞ!→ 

次回のポッドキャストは2011.5.24に配信予定。ナリタの「パタゴニア」の感想から始まり、話題は椎名誠という作家についてや紀行文の読み方、長編・短編という形式の特徴などに及びます。