2015.8.11 教えること、育てること 〜「北村薫の創作表現講義」の感想から〜

創作活動のみならず、教育についての指南書としても「いい本だ」と太鼓判を押したナリタ。自分なりの道を見いだすために必要な技術や経験を伝えることは、容易ではありません。自分が見つけた「良いもの」を、他者に押し付けず、かつ興味を持ってもらうためにはどうすればよいのか。創作を通じた人と人との関わりについて話題が膨らみます。

11:57〜 古典コテン「ねむい」チェーホフ
20;57〜 感想回
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2015.7.7 邦画でもやればここまでできるのに 〜「K-20 怪人二十面相・伝」の感想から〜

またしても「冒険活劇感」だけではナリタの心を動かすことが出来なかったタナカ。小説の1ページの中に熱いたぎりを感じるように、映画のワンシーンごとに熱い何かを感じたいと願うナリタ。前作「お茶にごす。」に引き続き、面白さを共有することの難しさを実感する回になりました…タナカです…。

12:03〜 古典コテン「単独行」加藤文太郎
21:20〜 感想回
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2015.6.23 良いものは人を良くする 〜「お茶にごす。」の感想から〜

タナカがついにキレた?!「茶道」なのか「人のやさしさ」なのか、重きを置くべき作品のテーマを感じきれないナリタ。六月病のタナカは気分を逆なでされつつも、茶道でしかたどり着けなかったラストシーンの意味をあらためて訴えますが…。ナリタが自身も含め作家というものに求める姿が如実に表れた回になりました。

8:32〜 ホンタナ的ライフハック
23:46〜 感想回
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2015.6.9 説明と描写のあいだ 〜「魔術はささやく」の感想から〜

物語のオチだけでなく、作品全体が醸し出す雰囲気を楽しんだナリタ。このさりげない、かつ唯一無二の作風のすごさは北上次郎氏の解説によって凄みを増すことになります。面白さとは何か。描写とは何か。物語の奥深さについて再考させられる一冊となりました。

14:49〜 古典コテン「梟鳴く」杉田久女
27:42〜 感想回
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2015.5.26 人が死ぬのは悲しい 〜「RED」の感想から〜

「悲しいんだよね、この人の死に方がさあ」としみじみ語るナリタ。多くの人々の生き様、そして死に様を描ききった本作。命が小さく、安く、もろい時代だからこそ、光を放つ出会いが生まれるのかもしれません。
そして、先週に引き続きコーナーでは新しい試みが続けられています。お楽しみに!

13:49〜 妄想族「マンダラートやってみました」
49:49〜 感想回
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タナカマンダラート

ナリタマンダラート

2015.5.12 科学者のぶれない軸 〜「インターステラー」の感想から〜

「面白かった!」久しぶりに明快なナリタの反応を得てホッとするタナカ。科学者らしいスタンス、衝突、そして欺瞞が描かれ、前回紹介作とは真逆の「誰も嫌な人がいない」とナリタも大絶賛。細部に宿った神々がついにホンタナにも微笑みます(?)。
24:50〜 古典コテン「西洋の丁稚」「日本の小僧」三遊亭円朝
35:55〜 感想回
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2015.4.14 謎にもたせる最適幅とは 〜「カクレカラクリ」の感想から〜

タナカとナリタが噛み合いません!トリックそのものの成り立ちに焦点を当てた作品の魅力を語るタナカと、そのトリックの完成度に疑問を持つナリタ。ミステリに不可欠な「謎」そのものが謎につつまれていることのメリットとデメリットをあぶりだしながら、トリックを楽しむ難しさを実感する回となりました。うーん、やっぱりミステリは奥が深い!
12:06〜 妄想族「ミステリと擬人化」
38:28〜 感想回
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2015.3.31 木馬の時間 〜「旅の人、島の人」の感想から〜

親と子の島での新しい発見の日々、そして影のように寄り添う大震災の記憶。時の流れの一瞬のきらめきを詠むエッセイに考えさせられたナリタ。短い言葉の組み合わせで、人の生き死にをも描きうる「短歌」の魅力とは何か?分からなければ、やってみるしかない!ということでナリタ発の新コーナーも発足します。お楽しみに!

15:52〜 感想回+新コーナー
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2015.3.17 本棚に残る条件 〜「フィンランド・サガ」の感想から〜

案の定この作品に困惑を隠せないナリタ。面白くなりそうな片鱗を見せながら、やはり作品としては微妙の域を出ない内容は残念としか言いようがない。にもかかわらず、本断捨離を繰り返すタナカの本棚に残り続ける理由とは何か。物語にかけるタナカの嗜好がまたひとつ明らかになります。

13:40〜 古典コテン「非暴力」マハトマ・ガンジー
23:52〜 感想回
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2015.3.3 絶対妄想力 〜「原稿零枚日記」の感想から〜

「これは…かなわんわ!」とナリタが叫んだ!虚構と現実、彼岸と此岸を行き来する作品は多かれども、それらを結びつける本作の妄想力にナリタは打ちのめされます。非凡なる物語を生み出す原動力となる「事象と事象とを結ぶ力」は、いかにして生まれ、いかにして育まれるのか。小川作品の素晴らしくも恐ろしい妄想力の魅力について語ってみました。

12:37〜 古典コテン「書物を愛する道」柳田國男
20:57〜 感想回

2015.2.17 回収されない伏線 〜「かわいそうだね?」の感想から〜

新年早々お休みしてすみません、今週からまた飛ばしてまいります!
タナカが三度目の正直で衝撃を受けた本作に、ナリタもうならされます。しかしながら、収録作のひとつにナリタはどうしても気になる、でもネタバレになるから言えない点を見いだします。そこで今回はネタバレ感想回を別に用意し、より突っ込んだ議論を行いました。果たしてナリタの疑惑は解けるのか?!

10:30〜 ホンタナ式ライフハック「あれあれ貯金」
19:40〜 感想回
32:06〜 感想回(ネタバレ)
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2015.1.20 人と本との一期一会 〜「時計館の殺人」の感想から〜

中学生だったタナカを読書の世界へ誘った作品を堪能したナリタ。しかしながら、中学の頃と現在とでは、物語への面白く感じる度合いが違うことも実感します。そのときその人が求めている「物語」とは、二、三歩先で自分を手招きするような存在なのではないだろうか。人と本との出逢いの妙について語ってみました。

15:30〜 ホンタナ的ライフハック「エピソード記憶について」
37:50〜 感想回
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2014.12.9 輝けるものとの出会い 〜「阿・吽」の感想から〜

最澄と空海との出会いは「恋」のようなものだったのではー。人と人の強い結びつきの描き方として、「阿・吽」も「サプリ」「&」と同じ道のつづきにあるとナリタは感じます。史実を物語にすることの難しさ、そして面白さについて語ってみました。一部ナリタの音声が聞きづらいところがあり大変申し訳ございません。

7:40〜 古典コテン「女らしさとはなにか」与謝野晶子
21:18〜 感想回
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2014.11.4 省略+強調+”小粋”=名著?! 〜「書くことについて」の感想から〜

超ヒットメーカーの作品づくりについて興味をそそられたナリタ。しかしながら、英語と日本語の違いにおける「省略」のしかたについて言語学的にツッコミを入れます。また”小粋さ”の重要性にも言及し、洋の東西で問われる「書くこと」の難しさと面白さに迫ります。

19:50〜 古典コテン「あばばばば」芥川龍之介
30:13〜 感想回
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2014.10.21 映画には終わりがある 〜「ミセス・ダウト」の感想から〜

名俳優の華麗なる軌跡に惜しみない賛辞と哀悼の意を示すナリタ。無意味なのかもしれませんが、もしパーキンソン病でなかったら、もし舞台俳優だったら…と考えずにはいられれない二人。続編を最後まで望んでいた「ミセス・ダウト」は、彼自身が望んだもうひとつの人生だったのでしょうか。想いは未完のまま、作品は人々の心に残り続けます。

16:07〜 古典コテン&翻訳かっ!「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル
36:15〜 感想回
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2014.10.7 (後編) デカルト派料理学、あるいはフード変換の生成文法を巡る10の覚え書き 〜「男子厨房学(メンズ・クッキング)入門・料理の四面体」の感想から〜

人間的活動たる言語と料理の根源的相似を巡る言語学者ナリタの感想後編はついに、玉村豊男氏が料理学に関して成し得た概念転換は、まさにノーム・チョムスキーが言語学に関して成し得た認知革命に比するものではないかという主張に至ります。(6)過剰生成;フード変換が全て食べられる料理だけを出力する保証はない(言語の生成規則が全て正文のみを作り出すわけではないことと同様に)、(7)内包(intension)の重要性:レシピが料理の全てではないように、辞書や文の集合が言語の全てではない、無限のレシピを作り出すフード変換こそがリアルな概念だ、(8)フード変換は逆写像も可能(周富徳さんの中華料理レシピの再構築のしかたなど)、(9)フード変換の回帰性こそが無限性を生み出す、(10)「人間は塩を利用することを知った時に料理を発見した」のではなく、「人間は人間としての生を生きはじめた時に料理の素地を与えられていた」のではないか。長大かつ複雑な感想ですが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

0:00〜 (6), (7)
17:31〜 (8)
36:39〜 (9), (10)
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2014.9.30 (前編) デカルト派料理学、あるいはフード変換の生成文法を巡る10の覚え書き 〜「男子厨房学(メンズ・クッキング)入門・料理の四面体」の感想から〜

秋の味覚もそっちのけでマニアックな妄想にひた走った言語学者ナリタの感想は暴走を極め、あまりにも長大になってしまったので、今回は前編後編の2回に分けて配信します。(1)料理も省略と強調だ、(2)座標の考え方の導入、(3)フード変換の考え方、(4)料理にも普遍文法があるのだ!、(5)レシピは無限、などなどのポイントを抑えながら、料理という行為の背後に潜む奥深い人間性を巡るナリタの妄想、とくとお楽しみください。

11:30〜 ホンタナ的ライフハック 「地図・カーナビとの付き合い方」
38:58〜 感想回
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2014.9.16 本当に優しくするとは何か 〜「タフラブという快刀」の感想から〜

配信的には先週に引き続きですが、収録的には久しぶりにナリタが戻ってきました!この空白の時間に起こった出来事をふまえ、ナリタは「人に優しくすることとは何か」という観点から「タフラブ」について考察を進めます。手を差し伸べることと見守ることの天秤をどのように見極めるべきなのか。答えなき問いについて語ってみました。

23:56〜 ホンタナ的ライフハック「たてコラム
39:03〜 感想回
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2014.8.13 ドーゲンはいらない 〜「Brain Valley」の感想から〜

科学的素養をふんだんにもりこみ、豊富な参考文献を駆使して練り上げられた作品に感心したナリタ。しかしながら、そこまでサイエンスサイエンスしていたからこそ、大きな山場を迎えるためだけに設定されたオカルティックな展開に不満が残ります。大人気ドラマ「LOST」の登場人物を例に、ナリタが求める科学者としてのSF像、そして小説像について話を繰り広げます。

18:40〜 翻訳かっ!「自動車」アーサー・ヘイリー
31:25〜 感想回
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2014.7.29 クレイジーで愛しい仲間たち 〜「ツイスター」の感想から〜

一般人から見れば、常軌を逸した行動に突っ走るストーム・チェイサーたち。物語を追うごとに、彼らと共に喜びと興奮を分かち合っていくことにナリタは気付きます。タナカの原点回帰シリーズ最終章は、ナリタの心を動かすことができるのか?! 

9:00〜 スクラッチブック「保養所のネーミング」
24:45〜 感想回
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