2016.10.4 物語を押しつけるな 〜「美しい距離」の感想から〜

ナリタはこの物語に激しく共感します。主人公夫婦に、勝手に思い描いた”物語”を、土足で無自覚に押し付けようとする周囲の人々…このうっとうしい、苛立たしい存在をどう考えればよいのか。夫婦の距離が美しいほどに、口さがない人たちの挙動が目に余ります。つらい状況にある友人知人に対し、自分がそうならないように戒められる感想回です。

10:24〜 ホンテナンス「HPメンテの中間報告」
17:57〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.9.6 おかえりなさいが待っている 〜「寄生獣」の感想から〜

八巻が物語のピークだと感じたタナカに対し、ナリタはやはりクライマックスは九巻十巻との印象を持ちます。人間を喰いものにする「寄生生物」の一人、田宮良子の最期の行動の意味するものとは。主人公と共生する「ミギー」すらも判別できなかった田宮の”感情”とは何か。人外の生命体が考える「人間らしさ」について思いを馳せる回となりました。

10:40〜 ホンタナBiz 「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」渡邉格
19:53〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.8.16 ミステリのアートとデザイン 〜「メルカトルと美袋のための殺人」の感想から〜

「探偵たるもの」の常識を覆す”銘”探偵メルカトル鮎。ミステリ愛読者にとっては奇異に感じる彼の言動も、ナリタにはこれといって不可思議には感じられません。実験的な問題作を生み出す著者の姿勢を、ナリタはアートとデザイン、哲学と実学との対比を用いて解釈しようと試みます。ミステリイノセント・ナリタによる率直な感想回です!

17:24〜 ホンタナBiz「モンベル七つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏」辰野勇
31:52〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.8.2 腑の落としどころを探る 〜「宇宙は何でできているか」の感想から〜

同じ科学者として、難しい内容をかみくだいて表現する姿勢に感銘を受けたナリタ。今昔の天才たちがひらめいたであろう「直感」を、人類が共有できる「科学」に落とし込むことは並大抵のことではないはず。腑に落ちない遠い宇宙の様々な現象を探ることが、日々の豊かさにつながっていることに気づかされる一冊です。
そんな中、なんと「ビッグバンの前にはもうひとつの『古い宇宙』があった」との報告がありました!いやーこれだから宇宙は面白い!!

18:48〜 ホンタナBiz「『消費』をやめる」平川克美
37:50〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.7.5 フォーエバー金ロー 〜「クール・ランニング」の感想から〜

サクッと見られることに満足するナリタ。大きなひねりもなく、山積みの問題はラッキーにも解決され、なんだかんだあって最後は感動する、という、まさに金曜ロードショーで放送するために生まれてきたような本作。これを深読みするのは野暮というものでしょう。したがって感想回もサクッとまとまったわけです、そうなんです。

7:42〜 古典コテン「遊星からの物体X」ジョン・カーペンター
17:23〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.6.21 人の山行に文句を言うべからず 〜「山と食欲と私」の感想から〜

※今回も一部、音声が聞きづらい箇所があります。目下原因究明に取り組んでおりますので、今しばらくご辛抱願います。

サクッと読める作品なんだなぁ…。「山賊ダイアリー」と同様、非日常の日常を描く本作。ナリタは読者に向けての明確なメッセージをとらえきれないまま読了。結局、山登りの今昔、なぜ山に登るのか〜といった普遍的深淵的な話題に終始してしまいました。それでも今までの山マンガの中では革命的だと思ったんだよぉ。

13:10〜 ホンタナ的ライフハック「iPad Pro と Apple Pencil買っちゃいました」
23:40〜 感想回

2016.6.7 ユニバーサル・ストーリー 〜「寡黙な死骸 みだらな弔い」の感想から〜

※コーナー・感想回が一部聞きづらい音声となっております。大変申し訳ありませんが、ご容赦ください。

死者と語り合う、洞窟に刻まれた文字を読み解く、といった、独特の表現で紡ぎだされる小川作品。本作も例にもれずナリタを圧倒します。より物語の深淵を覗き込もうとする姿勢は、人類が共通して持つ「物語」へのアプローチなのでは?学者ナリタは自身の研究内容(と宣伝)もふまえて持論を展開します。

11:15〜 ホンタナ的ライフハック「翻訳草稿執筆に要した時間はいかほどなりや?」
21:00〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.5.24 かわいいは作れる(CanCanではない) 〜「かわいい夫」の感想から〜

特報!われらがナリタ氏の翻訳本がついにリリースです!詳しくはリンクをクリック!
さてその著者かつかわいい夫の感想回です。「愛するということを人任せにしない」著者の姿勢は、どこかで見たことがあると思ったらアドラーの教えだった!教えられずとも実生活で実践できていることにナリタとタナカは驚きますが、ここから新たな課題と疑問も生まれ?!ホンタナに新たな1ページが加わる回となりました、お聴き逃しなく!

2:18〜 新コーナー「私も出版してみました」
13:34〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.5.3 大人になっても伝えたいこと 〜「君に届け(映画)」の感想から〜

あまりにも若々しく純真な友情・恋愛模様に心を動かされ、やや安心したナリタ。大人になり、便利な謙遜と卑下とをないまぜにしがちな昨今、向こう見ずな誠実さを行動に起こすことの難しさと大切さを再認識する作品となりました。いつになっても、こういうことを思い出せる人生でいたいものです(しみじみ)。

13:13〜 解説の解説「絵で見る英語3 / I.A. リチャーズ、クリスティン・ギブソン」
27:56〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.3.22 もうひとつの中学生日記 〜「少年三白眼」の感想から〜

案の定、不条理ギャグに悲鳴を上げるナリタ。当のタナカすらも「今読み返すとさすがに引くところもある」と言い出す始末。それならばなぜ、この作品に惹かれ、今なお手にしたくなるのか?本編とは関係ないマニアックさの魅力について語ります。中学生生活が楽しくてしかたなかった、という人いたら教えてほしい!

15:26〜 ホンタナ的ライフハック「Prime nowのおそろしさ」
24:14〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.3.1 かわいい比較論 〜「無印結婚物語」の感想から〜

「恐怖小説ですらある」と、ナリタは本作が描く結婚のもうひとつの側面に戦慄を覚えます。「こんな人だとは思わなかったー」「なんで私だけがこんな目にー」思い描いていた理想と現実との乖離。ナリタはそこに見え隠れする、何かと比較してしまう心理について切り込んでいきます。そのキーワードは「かわいい」?!結婚に限らず、個と個がそれぞれを尊重し合うことの意義について語り合っていますので、多少のノロケはどうぞご容赦願います!

10:22〜 古典コテン「死後」正岡子規
22:55〜 感想回
このエピソードを聴く

2016.1.26 君は勝負しているか 〜「オールラウンダー廻」の感想から〜

身も心も傷つきながら、それでも勝負をする。なぜこんなことをしているのか?と自問する姿は、リアルな格闘とは無縁のナリタの心を揺さぶります。「勝つこと」「負けないこと」「強くなること」は同じなのか、それとも違うのか。日常の中に「勝負」を意識することに気づかされる感想回となりました。

16:22〜 ホンタナ的ライフハック「マンダラートをホンタナ感想に使ってみた」
29:54〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.12.15 登山家の生き様と死に様 〜「運命を分けたザイル」の感想から〜

2015年最後の感想回です。タナカの紹介とはちょっと違った雰囲気で戸惑うナリタ。ドキュメンタリータッチの作品に寄せる期待が、今までと違ってきたことにナリタは気づきます。あわせて最近公開された「エベレスト3D」についても感想を述べ合ってみました。山のドラマの多彩さと深刻さは、人を惹き付けてやみません!

16:06〜 解説の解説「本の帯について」
32:52〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.12.1 モンスターがいてもいいんだ 〜「ミザリー」の感想から〜

今回はホンタナ史上初の試みでお届けします。主人公だけでなく、恐怖の元凶であるアニー氏のこともナリタは「分かる」と感嘆します。ある種の狂気を持つ人物でも、狂気なりの信念をつらぬく姿は共感を呼ぶのかもしれません。また狂気を描くためには正気もまた真摯に描く必要があることに気づかされます。名作の名に恥じない最強のエンターテイメントを堪能しました!

9:00〜 ホンタナ的ライフハック+古典コテン「車中も亦愉し」小津安二郎
25:25〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.11.17 本質を見極める(全体から?細部から?)〜「アイデアを探せ」の感想から〜

ショートショートの名匠が魅せるテクニックに感銘を受けたナリタ。「大雑把に全体を見ること」と「細部を極めること」は相反するものなのだろうか?ともに本質を見極める手法としてはむしろ同じなんではなかろうか?物語の作り方から、物理、数学への取り組み方へと話題は広がります。普遍的な事象を、極限まで削りだすことは数式もショートショート同じなのかもしれません。

15:45〜 ホンタナ的ライフハック「パジャマをたたむ話」おぎやはぎのメガネびいき
30:19〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.11.10 一蹴で魅せる”らしさ” 〜「マッハ!!!!!!!」の感想から〜

紹介と感想が前後しまして申し訳ありません。
見慣れないアクション映画にただ笑うしかないナリタ。タイ映画”らしさ”を推すタナカに対し、そもそも”らしさ”の楽しみ方が分からないというナリタ。ステレオタイプなのに、なぜか惹かれるジャンルや作家・監督が持つ”らしさ”とは何なのか。思わず「待ってました!」と言いたくなるエンタメの醍醐味を、ナリタとタナカが掘り下げます。

10:40〜 私も投稿してみました「Webライター募集」
21:21〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.10.20 共感、傍観、菊池寛 〜「壬生義士伝」の感想から〜

「人に刃を向けることすらも共感できる」と絶賛のナリタ。登場人物たちが良心の呵責に悩みながらも生きる姿…そういう作品が好きだ、とナリタは再確認します。雑食の割に好き嫌いのあるタナカは、ナリタのスタンスに触発され、あらためて作品との向き合い方について考え始めます。意外なところから盛り上がりを見せる感想回となりました!

13:35〜 古典コテン「無名作家の日記」菊池寛
39:35〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.9.22 作家が愛する事実 〜「ひとり旅」の感想から〜

「これが人間のできることなのか」と驚きの色を隠せないナリタ。史実というドラマを描くため、ほんの一行の描写のために各国を飛び回り、または納得のいかない作品は何度でも白紙に戻すという著者。想像力の限界を知り、事実を重視する。言葉では簡単ですが、途方もない労力と、埋もれた物語を探る嗅覚の鋭さに、タナカ・ナリタはタジタジするばかり。ノンフィクションの巨人、ここに極まれり!
このエピソードを聴く

15:33〜 古典コテン「物を大切にする心」種田山頭火
28:47〜 感想回

2015.9.8 あたふたしてても世界は進む 〜「海ちゃん、おはよう」の感想から〜

第一子に対する父親の狼狽っぷりは、まさに未来の自分像と重なって「勉強になります」と感心するナリタ。新しい命とどうやって向き合えばいいのか、母となった妻との関係はどうなるのか、会社との折り合いをどうつけるのかー。世のお父さんがたが直面したであろう難問の数々を、疑似体験できる本作。父親予備軍の皆様、読んでおいて損はないですよ!

8:55〜 妄想族「Add書き始めてみました」
16:53〜 感想回
このエピソードを聴く

2015.8.25 一生どうでしょうするためには 〜「大泉エッセイ」の感想から〜

自他ともに認める大泉ファンであるナリタにとっても、あらためて響くものがあった本作。「現状維持でいいと思った男に現状維持ができるのか」「帰るところがあるから安心してどこまでも行けるのだと思う」ー。大泉洋の原点であり目標である「TEAM NACS」と「水曜どうでしょう」は、まさにこの言葉によって表されるような気がします。今後の大泉氏の変化にも益々期待が高まります!

19:05〜 ホンタナ的ライフハック「動画撮影とWifiの関係」
27:20〜 感想回
このエピソードを聴く