2014.4.15 夢に手を伸ばすということ 〜「入神」の感想から〜

つたない画力(失礼!)ながら碁にかける情熱をあますことなく注ぎ込んだ本作は、もうひとつの「匣の中の失楽」と言えるのかもしれません。著者自身の作品への取り組み方、登場人物の碁に対する姿勢など、ひとりの人がひとつの夢を極めようとしている姿にナリタは感銘を受けます。
そして引き続き3周年スペシャル企画についてもふたたびお知らせします!

18:59〜 古典コテン(「人間失格」太宰治)
37:20〜 感想回
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2013.10.22 「林さんチャーハンの秘密」林政明

運動の秋、食欲の秋、そして読書の秋!今回は秋の三大欲求(?)を満たしてくれる隠れた名著を紹介します。ごぞんじ怪しい探検隊の料理長「リンさん」ーあやしい隊員たちの絶大な信頼を得ている「リンさん」ー真摯で朴訥な、しかしやっぱりすこし”あやしい”「リンさん」ー。野外料理と向き合うことの楽しさを語る文章、さらに写真やイラストもふんだんに盛り込んでお送りする、ゼイタクな一冊です。

5:26〜 古典コテン 「智恵子抄」高村光太郎
19:53〜 紹介回
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2013.7.9 「スティル・ライフ」池澤夏樹

池澤夏樹の原点に迫る作品を紹介します。科学と文学の融合を瑞々しい文体で描いた表題作に加え、父娘の間の距離感が独特の表現で描かれる「ヤー・チャイカ」の二つの短編の魅力について語ってみました。フリートークではご存知ザキさんからの興味深いビジネス書の読み方についても紹介しています。

11:15〜 私も投稿してみました『伊集院光の深夜の馬鹿力・空脳のコーナー』
35:50〜 作品紹介
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2013.5.21 祝二周年!ホンタナマイルストーンスペシャル

お待たせしました!今週はホンタナのスペシャルウィーク第一弾、素敵なゲストをお招きして「自分のマイルストーンになった作品」について盛り上がって参ります。本や映画との出会いはいつもわくわくするものですが、自分の人生に影響を与える作品に巡り会えた時の衝撃はいつまでも色褪せないものですよね。今回はゲストに衝撃を与えた作品群の中から二冊をご紹介いただき、作品の魅力はもちろん、それらが影響を及ぼした人生の局面の話をたっぷり語っていただきます。自分が好きな作品を他の人と共有する喜びにあふれる、ホンタナの理想形のような回となりました。お楽しみください!
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2013.5.14 ホンタナどうでしょう 〜水曜どうでしょうに学ぶ対話力、腹を割って話そうスペシャル〜

今回の放送を持って、ホンタナもお陰様で2周年を迎えることができました。ここまで続けてこれたのはひとえに暖かく支えていただいたリスナーの皆々様のお陰です。どうもありがとうございました。2周年を記念すべく、来週再来週とスペシャル回をお送りいたしますので、皆様どうぞお楽しみください。その直前回として、今回はタナカ・ナリタの最近のお気に入りTV番組「水曜どうでしょう」を取り上げ、台本なしの車中など密室でのなにげないまんじりとしない会話がなぜこれほど面白いのか、思う所を自由に語る緩い回です。これを聞いてあなたも「どうバカ」の一歩を踏み出しましょう! ホンタナ3年目もどうぞ宜しくお願いします。
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2013.4.2 二重らせんの物語 〜「匣の中の失楽」の感想から〜

綾辻行人が裏表紙の推薦文にて「探偵小説というものの、ありとあらゆる魅力的な要素をぎっしり詰め込んだ玩具箱」と評した日本四大奇書の感想回です。奇妙な探偵小説マニアサークルのメンバーが織り成す、謎が謎を呼ぶ展開、作中作を多用しためくるめく「さかさま」な世界観、ディープな「理想の犯行」「理想の探偵小説」談義などなどを通じて、読者は一方で探偵小説のいろはを見せつけられ、他方でアンチミステリの先駆けとなった数々の破壊的意匠に驚かされることになるでしょう。お楽しみください。
15:30〜 古典コテン「少女病」田山花袋
33:55〜 「匣の中の失楽」感想
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2013.3.26 「匣の中の失楽」竹本健治

戦後四大奇書のひとつを、おこがましくも紹介させていただきます。あの綾辻行人氏をはじめ多くの推理小説作家達の(やや特殊な)賛辞を集めた本作。推理小説への愛を全身全霊でつぎ込んだが故の”アンチミステリ”の魅力を、タナカはナリタへ伝えられるのか?原点にして最高峰、摩訶不思議なおもちゃ箱をお楽しみください。
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21:55〜 解説の解説
41:45〜 「匣の中の失楽」紹介

2012.12.4 「わたしのマトカ」片桐はいり

女優、片桐はいりの初エッセイ集を紹介します。名作「かもめ食堂」の舞台となったフィンランドのヘルシンキを中心に、撮影の裏話やファームステイなど一歩ふみこんだ情景があたたかく描かれます。独特の雰囲気を持つ著者ならではのマトカ(=旅)をお楽しみください。
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2012.11.20 「中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?」NHK_PR1号

あの超人気ツイッターアカウント、NHK広報の”中の人”が(いないんですけど)本を出しました。お固いイメージのNHKをもっと身近に感じてほしい、お互いが当事者になりたい、との思いから始まったこのアカウント。宣伝ではなく広報としてのユルいツイート、それからはじまるフォロワーとの珍応酬の裏で、中の人は何を思い、何を感じているのか。そしてタナカがここで紹介したい本当の理由とは。ハテナ系タイトルの本が嫌いなナリタの反応やいかに!
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2011.7.19 第10回 ◯◯をたっぷり語ろうスペシャル

◯◯に入るべきは「ケータイ小説というメディア」だったり「カズヤ/タツヤ」だったり「自己中心性という残虐性」だったり「リアリティと世界の隔絶」だったり「レンアイ小説というホラー」だったり「愛情表現のベクトルとスカラー」だったり「読みたい恋愛小説」だったりと様々あり得るでしょうが、ともかく今回は第10回の節目にこんな特別企画にトライしてみました。ホンタナ全放送を通じて止むことなく言及されてきたかのベストセラー小説に送るタナカ・ナリタなりのみそぎ企画です。

2011.6.28 第7回「となり町戦争」三崎亜記

これまでの流れから、「気づき」が読書を楽しくさせる重要な要素であることが何となく分かってきました。そこで今回は、異色の戦争小説「となり町戦争」をオススメしてみようと思います。戦争の持つ痛み、悲しみ、そして理不尽さは、リアルな感覚をともなって想像できない現代人でも「気づく」ことができるのか?読み返したくないと言うタナカ、言葉を失うナリタ、珍しくトーンの低い二人が、今までとちょっと違う視点から読書を楽しむ可能性を探っていきます。