2015.8.4 「北村薫の創作表現講義ーあなたを読む、わたしを書く」北村薫

お待たせしました!夏休み明け、201回目の配信としてお届けするのは、ミステリの名手による講義録です。作家、歌人、編集者、さらに学生たちをも交えて「表現すること」について様々な角度から分析・実践した本作。なかなか進まないコーナー”妄想族”の一助となるか?!配信101回にまつわるメールも紹介されたりと、ホンタナの来し方行く末を見通す回をお楽しみください!

4:54〜 メール紹介
24:45〜 妄想族
37:48〜 紹介回
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2015.6.30 「K-20 怪人二十面相・伝」佐藤嗣麻子

邦画活劇を紹介します。第二次世界大戦を免れた「もうひとつの日本」にて、攻防を繰り広げる明智小五郎と怪人二十面相。サーカス団員の主人公は、ひょんなことから怪人二十面相の濡れ衣をきせられ、その誤解を晴らすべく本当の二十面相の姿を追い求めます。「本格推理」のエッセンスと、サービス精神あふれる娯楽性とを見事に両立させた、日本の新しいエンターテイメントをお楽しみください。

9:19〜 古典コテン+翻訳かっ!「翻訳の難しさ」神西清
27:59〜 紹介回
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2015.6.16 「お茶にごす。」西森博之

多くの男子学生の腹筋を崩壊させた「今日から俺は!」の作者が放つ異色作を紹介します。誰からも喧嘩を売られ、誰からも怖れられる高校生「悪魔(デビル)・まークン」。喧嘩・復讐の負の連鎖から逃れたいと願う彼は、茶道と出会うことで「人の心のありかた」「人にやさしくすること」について考えるようになりますが、周囲のヤンキーがほっとくわけもなく?!青春期における自己認識とその改善を、炸裂するギャグとともにお届けする希有な作品です。

22:35〜 ホンタナ的ライフハック
37:50〜 紹介回
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2015.6.2 「魔術はささやく」宮部みゆき

巨匠、宮部みゆきの初期の作品を紹介します。殺人事件のミッシングリンク、社会問題と家族愛、少年の成長物語と、さまざまな醍醐味を併せ持つ本作。タナカは、人より秀でている「何か」を持つ少年が、善と悪とに触れながら自分なりの正義を見いだそうとする姿に心うたれます。宮部みゆきらしさ満載の名作をお楽しみください。

7:33〜 妄想族「マッド・リングイスト」
21:44〜 紹介回
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2015.5.19 「RED」村枝賢一

ホンタナ初の西部劇を取り上げます。舞台は18世紀末のアメリカ西部。とある少数部族が「ブルー小隊」に殺戮されたところから物語は始まります。復讐のために生きる男、死に場所を失った男、生きるために殺す男…。肌の色も生き方も異なる男たち、そして女たちが、銃をたずさえ相見えるは不毛の荒野。大長編西部群像劇をお楽しみください。
そして、あの迷コーナーにも新たな動きが?!
17:35〜 妄想族「ナリタの提案」
32:50〜 紹介回
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2015.5.5 「インターステラー」クリストファー・ノーラン

クリストファー・ノーラン監督の最新SF作品を紹介します。ナリタの指摘する「SFにおける科学者のうさんくささ」に対し、タナカは満を持して「この科学者たちはどうか」と問いかけます。人類の危機を目前にした父親は子供達を救うためふたたび宇宙へと身を投じる、という、ありがちな展開にも関わらず、タナカのSF映画ベスト1を射止めた本作。壮大な宇宙絵巻をお楽しみください。
13:25〜 ホンタナ的ライフハック
40:35〜 紹介回
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2015.4.28 正義感の省略 〜「Mr. ビーン カンヌで大迷惑?!」の感想から〜

「俺が納得できる人は一人として登場していなかった!!」叫ぶナリタ、「マトモって何だい?!」吠えるタナカ、二人の正義感が真っ向から対立します。倫理的におかしい言動をさしおいてハッピーエンドを迎えることが真のハッピーエンドなのだろうか?面白ければコメディはそれでいいのか?Mr. ビーンはホンタナの二人をも騒動へと巻き込みます!

14:22〜 古典コテン「小説家たらんとする青年に与う」菊池寛
28:49〜 感想回
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2015.4.20 「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」スティーヴ・ベンデラック

イギリスの大人気コメディ番組「Mr. ビーン」の映画第二作目を紹介します。コミカルな動きや表情で笑いを誘うTVシリーズですが、今回はイギリスを飛び出してフランスはカンヌへの珍道中が描かれます。言葉も文化も異なる世界でビーンが問題にならないわけがない!しかしながら、タナカはそんな破天荒な彼に自分自身の姿を重ねます。最高のハッピーエンドに向けて、ビーンの旅が今、始まります!

11:25〜 解説の解説「どちらかが彼女を殺した」東野圭吾
21:39〜 紹介回
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2015.4.7 「カクレカラクリ」森博嗣

ミステリの巨匠、森博嗣の作品をついに取り上げます!トリックが命の本格推理小説ではありますが、トリックに命を吹き込んだ作品は案外少ないのかもしれません。人が仕掛ける「カラクリ」は、なぜ、どのように作られるのか。そしてそれは何のために解き明かされるのか。数々の名シリーズを打ち出してきた著者の、異色単発作品です。

12:00〜 妄想族「現実的な宇宙戦争」
31:50〜 感想回
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2015.3.24 「旅の人、島の人」俵万智

誰もが知るところの歌人、俵万智のエッセイ集をご紹介します。東日本大震災をきっかけに著者とその息子は石垣島へと移住しました。そこで遭遇する自然味あふれる経験をエッセイと短歌のコンビネーションで描き出す本作。著者の心の動きや短歌のもつ深みが読み手にも優しく届くことにタナカは感銘を受けます。そして息子さんのセンスにも脱帽!

16:18〜 妄想族「SFにおける科学者」
45:39〜 紹介回
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2015.3.10 「フィンランド・サガ(性)」吉田貴司

フィンランドの風土を語る上で欠かせないサウナ。本作では、日本プロサウナチャンピオンがサウナで人々と時間を共にします。…そう、それだけなのです。フィンランドとサウナとの文化的考証や、悩める現代社会における癒しや、短編として洗練された物語展開など、本来ならオススメしたいポイントを全くスルーして、物語はただひたすら汗を流すだけ。いや、それこそが本来の「サウナ」なのか?人がサウナに入るのは「そこにサウナがあるから」なのか?考えれば考えるほど分からなくなる、異色作です。

23:38〜 古典コテン「茶の本」岡倉天心
34:35〜 紹介回
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2015.2.24 「原稿零枚日記」小川洋子

作家たるもの、人一倍の想像力ないし妄想力を駆使して物語を作り出すものだと思いますが、本作はその象徴とも呼べる作品ではないでしょうか。日記というにはあまりにも不可思議な出来事が描かれるにも関わらず、書けた原稿はあくまで零枚。日常と非日常との境界を越えてわきあがる心地よい不条理さをお楽しみください。

17:12〜 新コーナー「妄想族」
34:00〜 紹介回
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2015.1.27 「かわいそうだね?」綿矢りさ

2012年に大江健三郎賞を受賞した作品を紹介します。「かわいそう」という感情について躍動的な文体と多角的な情景描写で描きだす筆力にタナカは圧倒されます。忌避されがちな「かわいそう」をこれでもかと描き出す表題作に加え、これまた衝撃的な「亜美ちゃんはきれい」を含めた中編二作です。痛快かつ濃密な一冊をお楽しみください。

13:23〜 タイトリング!
24:24〜 紹介回
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2015.1.13 「時計館の殺人」綾辻行人

新年一発目から、タナカ、飛ばします!新本格の大御所、綾辻行人の不朽の名作を今回は取り上げます。謎の建築家・中村青司が手がけた館には必ずある仕掛けがある、という「館シリーズ」。中でも本作は、そのスケール、トリック、雰囲気、構成、そして大どんでん返しと、すべての要素が絶妙かつ絶好の配置で組み合わされた、これぞ推理小説というべき作品です。タナカを小説の世界へ誘った、運命の一冊をお楽しみください。

そしてなんと!!我らがナリタ氏が処女作を上梓しました!!
専門書ではありますが、興味のある方はぜひポチっとな!!

19:14〜 古典コテン「パイドン 魂の不死について」プラトン
35:32〜 紹介回
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2014.12.2 「阿・吽」おかざき真里

お待たせしました、休み明けにご紹介するのは、おかざき真里先生の最新作です!いままでの現代的な作風から一変、なんと平安の世を舞台に、さらにあの最澄と空海を主人公にした物語にタナカは衝撃を受けます。人の命が短く儚い時代、「人とはなにか」に悩み苦しむふたりの天才の姿が、美しいタッチと展開で描かれる様はまさに圧巻。早く二巻が読みたい!

9:08〜 スクラッチブック
14:30〜 紹介回
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2014.10.28 「書くことについて」スティーブン・キング

 ついに(?)タナカが翻訳本を紹介します。あの巨匠、スティーブン・キングが作品を生み出す=書くことについて赤裸々に綴っており、ファンでなくとも創作の楽しみと苦しみを感じることができます。いわゆる日本人的な謙遜とは違う、ヒットメーカーの正直な物言いが英訳風の口調とマッチして読みやすかったタナカ。ついに海外作品に進出できるのか?!

10:51〜 解説の解説「神に迫るサイエンス」瀬名秀明監修
45:03〜 紹介回

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2014.10.14 「ミセス・ダウト」クリス・コロンバス

2014年8月11日、ひとりの男がこの世を去りました。ロビン・ウィリアムズーー映画好きなら知らない人はいないであろう名俳優であり、タナカもナリタも大好きな役者です。今回は彼の出演作の中から、これまた超有名な代表作を紹介します。夫婦と家族の危機に奮起する主人公ダニエルは、家政婦ミセス・ダウトファイアに扮して家族の絆を取り戻そうとするが…?!と、これだけの要約ですでに思い出し笑いをしてしまいます。ご覧になった方も多いと思いますが、ぜひまた脳内再生してみてはいかがでしょうか。

多くの素晴らしい作品を本当にありがとう、そして天国での次回作にも期待してます。

12:30〜 メール紹介コーナー
21:33〜 紹介回
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2014.9.23 「男子厨房学(メンズ・クッキング)入門・料理の四面体」玉村豊男

秋です!食欲の秋が今年も始まりました。様々な土地の食を愛し自身も料理好きなエッセイスト、玉さんこと玉村さんの料理指南書をご紹介します。「料理とは愛情ではない、技術である」「刺身はサラダである」など、料理の根本を見直し、レシピに頼らない自由な料理を楽しむための解釈・発想は目からウロコ!料理を作る人も食べる人も、すべての食を愛する男女におすすめです。

14:05〜 翻訳かっ!「雑誌MONKEY」
25:15〜 紹介回
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2014.9.9 「タフラブという快刀」信田さよ子

お待たせしました!本編の再開です。夏の終わりが近づきつつある中でご紹介するのは、聞き慣れない「タフラブ」という概念の解説書です。妻と夫、親と子、人と人とが愛し合うとき、手を差し伸べるのではなく、時にそっと見守るべき場合もあります。尽くしたい気持ちを抑え、耐えることーそれが「タフ」な「ラブ」。愛するゆえの不幸やしがらみに悩むタナカの気分がスーッと軽くなった、快刀乱麻を断つ名指南書です。

14:34〜 古典コテン「ヒルベルト訪問記」高木貞治
32:36〜 紹介回

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2014.8.5 「Brain Valley」瀬名秀明

今週からやっと(?)本の紹介に戻ります。満を持してお届けするのは、脳科学ハードSF!神と宗教、霊長類、UFO、死後の世界、人工生命など、広く深い科学的知見を駆使しつつ、物語として楽しめる贅沢な内容になっています。さらにBVの世界観を支える副読本も紹介します。夏休みにオススメの文句なしの大作です!

10:00〜 古典コテン「樹木とその葉」若山牧水
18:20〜 紹介回
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