2016.10.11 「死霊館」ジェームズ・ワン

珍しくド直球のホラー作品を紹介します。実在する超常現象研究家、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が扱ってきた様々なケースの中でも「最も恐ろしい事例」を実写化した本作。ホラーが好きなタナカですが、血がドバー!とか来るぞ来るぞギャー!とかは苦手なので、人が死なない本作はそんな方々にもオススメです。とはいえ「SAW」の監督らしく、一筋縄ではいかない美しくも恐ろしい演出には舌を巻きます。続編・スピンオフも気になるホラー新名作です!

19:58〜 メール紹介コーナー「シン・ゴジラ見ました!」
35:03〜 紹介回
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2016.9.27 「美しい距離」山崎ナオコーラ

夏休み明け一発目は、「かわいい夫」に続く今年二作目の山崎ナオコーラ作品です。同じく夫婦の世界が描かれますが、本作は比較的若く死にゆく妻とそれを看取る夫、そしてその周囲の人々の物語です。ナオコーラ作品らしく個人が個人を尊重しあう夫婦ですが、「死」によってふたりの距離は絶対的に遠ざかります。それが悲しく、苦しいことであることは想像に難くないですが、「死」を隔てても美しい距離とはどのようなものか。短いながらもタナカは本作にひとつの救いを見いだします。

12:27〜 ホンテナンス「ホンタナのHPが移転します!」
25:26〜 紹介回
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2016.8.30 「寄生獣」岩明均

超有名作品ですがあえて紹介します。ある日突然現れた寄生生物による、人間社会への侵略と適応を独特のグロ描写で描き出す本作。大ボス裏ボスとの対決にいたる主人公と相棒「ミギー」の成長も見応えがありますが、タナカはむしろボスとの対決直前のあるシーンがクライマックスだと感じます。「”我々”とは何者か」「”我々はどこから来て、どこへ行くのか」を、人間以外の生命が考えるとどうなるか?再読による新たな発見に挑戦します。

14:44〜 ホンタナ的ライフハック「ほぼ日講演:ケリー&ジェイン・マクゴニガルさん」(http://www.1101.com/mcgonigal/)
32:20〜 紹介回
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2016.8.9 「メルカトルと美袋のための殺人」麻耶雄嵩

久しぶりにミステリ作品を紹介します!”銘”探偵「メルカトル鮎」が手がける事件は、どれもが難問、奇問。それを快刀乱麻を断つごとくに終わらせる探偵の手腕たるや…おい!それでいいのか?!という反則スレスレ。それでもミステリの持つ醍醐味が十二分に発揮されているのが憎らしい。そもそもミステリに求めていたものは何だったのか、と自問自答せざるを得ない珠玉の短編集をお楽しみください。

14:09〜 ホンタナBiz「絶望の国の幸福な若者たち」古市憲寿
27:55〜 感想回
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2016.7.26 「宇宙は何でできているか」村山斉

夏の夜をさらに楽しくする一冊を紹介します。これまでも宇宙関連の作品を多く紹介してきたホンタナですが、本作はそれらのエンタメを理解する上で必要な宇宙科学の知見を大変分かりやすく説明しています。しかし!最先端の科学は凡人には理解しがたく、本作はそのへんも妥協せずにしっかりと説明してくれますので、心して読み進めなければなりません。難解、でも面白い!という知的好奇心を十二分に満たしてくれる一冊です。

12:14〜 ホンタナ的ライフハック「ズームノート」
22:54〜 紹介回
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2016.6.28 「クール・ランニング」ジョン・タートルトープ

※今回も部分的に聞き取りづらい箇所があります。度々大変申し訳ありませんが、ご容赦願います。

蒸し暑くなってきましたね。今回は暑い国から寒い国を目指して熱い物語をクールに繰り広げる映画を紹介します。ジャマイカから初めて冬期オリンピックに出場したボブスレーチームの実話をもとにした物語。「勝つ」以前に「出る」ことを目指して孤軍奮闘する姿はおかしくも健気で、スポーツの持つ本質的な大切さを思い出させます。懐かしき金曜ロードショーでおなじみの名作、お楽しみください!

13:57〜 ホンタナBiz「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら」岩崎夏海
23:42〜 紹介回
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2016.6.14 「山と食欲と私」信濃川日出雄

※今回も一部音声が聞き取りにくい箇所があります。大変申し訳ありませんが、ご容赦ください。

昨年突如としてアウトドア活動を再開し周囲を驚かせたナリタ。そんな彼をさらにこちら側へと引きずり込むべく、タナカは今年も山関係の作品を紹介します!「単独登山女子」を自称する会社員・日比野鮎美が、ブームに踊らされることなく、自分に合ったペースと山行を楽しむ姿が大変うらやましい!山登り「あるある」も満載で、ビギナーから熟練者まで楽しんでもらえる作品です。

10:35〜 古典コテン「蟹工船」小林多喜二
20:45〜 紹介回
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2016.5.31 「寡黙な死骸 みだらな弔い」小川洋子

タナカルールに基づいて、小川洋子作品、今年の一本を紹介させていただきます。失われる記憶、子供のまま止まった身長など、欠落を抱えて生きる人が多く描かれる小川作品。この短編集は、物語の欠落が次の物語へのつながりを作り、大きな世界を映し出します。タナカは”失われること”が”完璧な世界”を否定しない作風に救いを見いだすのですがー。新コーナーも登場します!

10:23〜 新コーナー Bizzホンタナ「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何か生み出せるか」
26:12〜 紹介回
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2016.5.17 「かわいい夫」山崎ナオコーラ

「人のセックスを笑うな」の著者のエッセイ集を紹介します。家族や社会、そして自分自身のあり方について、日常のささいな出来事を交えながら書き出される小編たち。平易かつ親しみやすい文体でありながら、時に目を見開かれるような表現力にタナカは感銘を受けます。なんとも優しい表題とイラストですが、決して夫婦のノロケ話ではありません。「かわいい夫」のナリタの反応やいかに?!
0:00〜 フリートーク 池澤夏樹トークショー
14:55〜 古典コテン「幸福論」ラッセル
23:56〜 紹介回
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2016.4.26 「君に届け(映画)」熊澤尚人

「春とはひねくれる季節である」と言ってはばからないタナカですが、それでもオススメしたい青春群像劇を紹介します。その容姿から”貞子”とあだ名をつけられた黒沼爽子(さわこ)と、爽やかすぎる人気者の風早翔太。二人は入学式の日の出会いから、お互いを特別な存在と感じながらもすれ違いが多く、なかなか想いを届けることができません。高校生活の中、様々な経験をへて成長していく二人と友人たちの姿は、シンプルながら胸に響く者があります。春が好きな人もそうでない人も、ぜひ!

13:40〜 古典コテン「『100分 de 名著』の『アドラー 人生の意味の心理学』」
27:28〜 紹介回
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2016.3.15 「少年三白眼」私屋カヲル

自分でも良くわからない作品をなぜか取り上げたくなる…タナカは春になるとそういう気分になるようです。今回紹介するのは、恐ろしい三白眼を持つ中学生、阿久津ヒロムを主人公とした青春マンガです。今度こそ普通の中学校生活を送りたい…そんな悲しくもつつましい願いを胸に、ヒロムは転校先の門をくぐります。そこにはさらに個性的な生徒や教師がいて?!と、一見普通の作品のように思えますが、シュールかつテンションの高いギャグ性がこの作品の方向性を既存の枠にとどめていないようにタナカには思えたんです。そうなんです。

19:13〜 紹介回
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2016.2.2 「無印結婚物語」群ようこ

面白鋭い現実描写に定評のある、群ようこ先生の作品を紹介します。人生の一大イベント、結婚。夢を抱いても抱かなくても、いずれ訪れる現実は無情に問いかけます。「これで本当によかったのか」と。様々なケーススタディ的な小編から「結婚」を多角的に俯瞰できる、問題提起というか問題備忘録的な短編集です。

13:50〜 ホンタナ的ライフハック「タナカの初タブレット」
24:02〜 紹介回

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2016.1.19 「オールラウンダー廻」遠藤浩輝

今回ご紹介するのは総合格闘技「修斗」を題材とした青春マンガです。美術部に所属しながらもどこか高校生活をエンジョイしきれない主人公の廻(メグル)。何気なく始めた格闘技ですが、幼なじみとの再会・対決、ジムメイトとの練習、そして勝利と敗北とを経験しながら廻は心身ともに成長していきます。躍動感あふれる格闘シーンと高校生らしい日常とが絶妙に混じり合う、新年が盛り上がる作品です。

20:10〜 ホンタナ的ライフハック「ナリタ家の大掃除」
45:40〜 紹介回
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2015. 12.8 「運命を分けたザイル」ケヴィン・マクドナルド

2015年最後の紹介回をお届けします。実際に起こった山岳遭難事故について、本人映像と再現映像とを織り交ぜながら物語は着々と進みます。「ひとりを見捨てることで、もうひとりが助かる」という、究極の問題を前に、人はどのように行動するのか。そして、その後の彼らの運命はどのように分かれていくのか。ただ生きて帰ることのみをテーマとしない、異色の山岳ドラマをお楽しみください。

22:00〜 新コーナー「ホンテナンス」
43:35〜 紹介回
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2015.11.24 「ミザリー」スティーブン・キング

タナカ悲願の翻訳小説紹介です!小説も映画も有名すぎる本作ですが、その圧倒的なエンターテイメントさにタナカはぶちのめされます。サスペンス、サバイバル、ラブロマンス、そして作家という生き様を、これでもかと描き出す筆力にはもう舌をローリングストーンズせざるをえない!今までキング作品を読んでこなかったのが恥ずかしくなる、タナカの懺悔回をお楽しみください。

10:00〜 「コドモノスケッチ帖 動物園にて」竹久夢二
19:29〜 紹介回
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2015.11.3 「アイデアを探せ」阿刀田高

今回はワケあって二回連続で紹介回をお届けいたします。数々の長編・短編・ショートショートを生み出してきていた著者のアイデアの源泉を惜しみなく披露する本作。アイデアの見つけ方はもちろん、大小のアイデアをいかに作品に結実させるかといったテクニックを作者の実例を交えながら解説してくれます。「妄想族」にあえぐタナカの一助となるか?!エッセイとしても楽しめる新・発想本です。

10:15〜 古典コテン「文法の原理」イェスペルセン
34:35〜 紹介回
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2015.10.27 「マッハ!!!!!!!!」プラッチャヤー・ピンゲーオ

ムエタイ映画の代名詞といえる作品を紹介します。とある村の青年が、盗まれた仏像の頭を取り返すべく悪人たちと対決する、という何ともシンプルな内容。頼りになるのは、手、足、肘、膝を駆使したムエタイのみ!CGなし、ワイヤーなし、スタントなし、早回しなし!単純明快ながら、ムエタイとアクションとのコラボレーションの美しさ、格好良さが極まっています。トニー・ジャーすごいぜ!

16:45〜 ホンタナ的ライフハック「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵
31:57〜 紹介回
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2015.10.13 「壬生義士伝」滝田洋二郎

浅田次郎原作の映画化作品を紹介します。幕末、ある田舎侍が新撰組へ入隊した。名は吉村貫一郎。かの斉藤一をもうならせる剣の腕を持ちながら、腰が低く、他の隊員からは守銭奴と見下される吉村。彼はそこまでしてなぜ新撰組へ入ったのか。逆境の中、自分の信義を貫こうとする姿は多くの人を引きつけます。多くの受賞歴を持つ大作であり、タナカの生きる意味を思い直させた作品をどうぞお楽しみください。

12:38〜 私も投稿してみました「ナリタによる序説」
29:42〜 紹介回
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2015.9.1 「海ちゃん、おはよう」椎名誠

椎名家の第一子誕生を描いた私小説を紹介します。中途半端だった仕事が面白くなりだし、しかし心のどこかではもっと大きな世界を夢見ている主人公。そんな矢先に第一子の報告を受け、うろたえつつも新しい世界へと踏み出していく姿が本作には描かれます。著者の作風を生み出す大きなきっかけを与えてくれた「海」ちゃん、母として強まる妻、そして父として奮闘する主人公の三人模様をお楽しみください。

17:11〜 ホンタナ的ライフハック「貼ってはがせるカレンダーシート」
31:07〜 紹介回
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2015.8.18 「大泉エッセイ 僕が綴った16年」大泉洋

「知ってるでしょう?大泉洋でございます」今やひとりの名俳優として多くの作品に登場するようになったMr. 大泉。「水曜どうでしょう」で一躍有名人となった20代、全国区へと大きな躍進を遂げた30代、そして40代となった現在ー。その時々に巡らした想いをその時々の筆力で描いた本作は、まさに彼の歩んできた道のりそのもの。その生き様はそこまで彼の大ファンでもなかったタナカを揺さぶり、刺激します。

12:14〜 私も投稿してみました「とある技術の協会誌ふたたび」
23:09〜 紹介回
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